塗床工事における塗膜タイプの特徴や使い分け方法

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塗装専門店としての経験と知識を活かし、工場塗装のイマガワペイントが、

今回は「塗床工事における塗膜タイプの特徴や使い分け方法」を詳しくご紹介いたします。

塗床は、大きく分けて“厚膜タイプ”と“薄膜タイプ”の2種類があります。

床を塗装する際には、厚膜タイプと薄膜タイプのどちらを選択するかは、

工場や倉庫、事務所の用途や要求される性能に合わせて判断する必要があります。

では、2種類の厚膜タイプと薄膜タイプの特徴やメリット、使い分け方法とはどのようなものでしょうか。

目次

厚膜タイプ

塗床工事における厚膜タイプとは、塗膜の厚さが0.8mm~6mm程度の塗床のことです。

厚膜タイプは、耐久性や耐摩耗性、耐薬品性などの性能に優れているのが特徴です。

◆ 厚膜タイプのメリット

耐久性が高い

厚膜タイプは、塗膜の厚みがあるため、耐久性が高いのが特徴です。

耐久性が高いため、重量物や車両の走行など、荷重や摩耗が大きい場所の床に適しています。

耐摩耗性が高い

厚膜タイプは、塗膜の厚みがあるため、耐摩耗性が高いのが特徴です。

耐摩耗性が高いため、傷や汚れがつきにくく、長期間美しい状態を保つことができます。

耐薬品性が高い

厚膜タイプは、塗膜の厚みがあるため、耐薬品性が高いのが特徴です。

耐薬品性が高いため、薬品や化学物質による腐食や劣化を防止することができます。

滑り止め効果がある

厚膜タイプの塗料の中には、滑り止め効果を持たせたものもあります。

滑り止め効果があるため、転倒事故を防止することができます。

 

厚膜タイプの塗床は、塗膜が厚いため、傷や汚れがつきにくく、剥がれにくいというメリットがあります。

また、他にも耐食性や耐候性にも優れているため、長期間使用することができます。

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◆ 厚膜タイプの使用用途

  • 工場や倉庫などの床
  • クリーンルームなどの衛生的な環境が求められる場所
  • 重量物が頻繁に搬入・搬出される場所
  • 物流センターや倉庫などの物流施設
  • 駐車場や体育館などの公共施設

◆ 厚膜タイプ 塗料の種類

主に5つに分けられ、環境や用途に応じて最適なものを使用します。

エポキシ樹脂

エポキシ樹脂塗料は、床の強度や耐摩耗性、耐薬品性に優れ、水や汚れに強く、清潔に保ちやすい特徴があります。

最も多く使用されている塗床で、各種工場や病院などでも使用されています。

硬質ウレタン樹脂

ウレタン樹脂塗料は、エポキシ樹脂塗料よりも柔軟性があり、防滑性に優れています。

また、耐水性、耐薬品性にも優れています。

MMA(メタクリル)樹脂

MMA樹脂塗床は、耐久性や耐摩耗性、耐薬品性などの性能に優れています。

また、酸やアルカリに対して優れた耐久性を示します。

硬化速度が速いため、工期を短縮し、生産性を向上させることができます。

ビニルエステル樹脂

ビニルエステル樹脂は、ビニル樹脂とエステル樹脂を組み合わせた合成樹脂で、耐久性や耐摩耗性、耐薬品性に優れています。

また、溶剤や熱にも強く優れた防食性を示します。耐候性が高いため、屋外でも使用することができます。

水性硬質ウレタン樹脂

ウレタン塗料は、耐摩耗性や耐衝撃性に優れており、

車両や機械の移動による床面の摩擦にも耐えることができます。

また、耐油性や耐溶剤性にも優れています。

施工時のニオイが少なく、塗料の硬化速度も早いです。

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◆ 厚膜タイプの塗床の施工方法

塗料の種類によって異なります。

溶剤系塗料の場合は、刷毛やローラー、エアブラシなどで塗装します。

無機系塗料の場合は、ローラーやエアブラシなどで塗装します。

厚膜タイプの塗床は、塗膜が厚いため、施工に手間と時間がかかりますが、

耐久性の面で大きなメリットがあります。

薄膜タイプ

塗床工事における薄膜タイプとは、塗膜の厚みが0.8mm以下の塗床を指します。

薄膜タイプは、耐久性や耐摩耗性、耐薬品性などの性能は厚膜タイプに比べると劣りますが、

コストが安く、施工が容易というメリットがあります。

厚膜タイプに比べ塗り付け回数も少なく、2~3回に設定されているのが一般的です。

◆ 薄膜タイプのメリット

コストが安い

薄膜タイプは、塗膜の厚みが薄いため、塗料の使用量が少なく、コストが安くなります。

施工が容易

薄膜タイプは、塗膜の厚みが薄いため、塗装機や吹き付け機などの専門的な機械を使用せずに、手作業でも施工することができます。

防塵性が高い

塗膜が密着性が高いため、塗膜の表面にホコリやゴミが付着しにくくなり、防塵性能があります。

仕上がりが美しい

薄膜タイプは、塗膜の厚みが薄いため、塗料のムラや流れが少なく、仕上がりが美しい傾向があります。

歩行頻度が少ない床などの見栄えを良くしたい場合などに、薄膜タイプを選ぶとよいでしょう。

◆ 薄膜タイプの使用用途

  • オフィスや店舗などの商業施設などの床
  • 倉庫や工場の軽荷重エリア
  • 体育館や駐車場などの公共施設

◆ 薄膜タイプ 塗料の種類

エポキシ樹脂

薄膜タイプにすると、耐久性や耐摩耗性は厚膜タイプに比べて劣りますが、エポキシ樹脂は、耐久性や耐摩耗性、耐薬品性に優れた樹脂です。

耐摩耗性もあり、倉庫や車庫に使用されることもあります。

ウレタン樹脂

薄膜タイプウレタン樹脂は、厚膜タイプに比べると耐久性や耐摩耗性、耐薬品性に劣るため、重量物や車両の走行など、荷重や摩耗が大きい場所の床には適していません。

オフィスや店舗などの商業施設の床、住宅やマンションなどの住居の床、学校や病院などの公共施設の床などに使用されています。

アクリル樹脂

防塵性があります。歩行頻度の少ない箇所への施工が多いタイプです。

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◆ 薄膜タイプの塗床の施工方法

薄膜タイプはローラーで施工します。

いわゆる防塵塗装と呼ばれているもので、主に歩行に使われる床などに使用されています。

厚膜タイプに比べると塗膜が薄いため、下地の凹凸や波打ちが出てしまうデメリットもあります。

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厚膜タイプと薄膜タイプの違い

項目厚膜タイプ薄膜タイプ
塗膜の厚さ0.8mm~6mm程度0.8mm以下
使用用途工場や倉庫などの床
重量物が頻繁に搬入・搬出される場所
駐車場や体育館などの公共施設
オフィスや店舗などの商業施設などの床
倉庫や工場の軽荷重エリア
体育館や駐車場などの公共施設
耐久性
耐摩耗性
耐薬品性
耐候性
コスト高い安い
厚膜タイプと薄膜タイプの違い

厚膜タイプと薄膜タイプの使い分け

厚膜タイプの塗床と薄膜タイプの塗床は、使用用途によって使い分けをしましょう

より強度な床面であることが求められる施設には、厚膜タイプの塗床を取り入れるとよいでしょう。

荷重がかからない歩行エリアなどには、薄膜タイプの塗床を取り入れるとよいでしょう。

薄膜塗床は価格が低く仕上がりが美しいという特徴がありますが、強度と耐久性では厚膜塗床には敵いません。

逆に厚膜タイプはその分かかる費用も高いため、使用する場所が限定されるという特徴もあります。

どちらを選択するかは、床の使用目的や下地の状態、予算によって変わってきます。

工事を行う場所がどれに適しているのか、施工前に確認しておくようにしましょう。

また、塗床の選定は種類や工法が多種多様なため、専門業者に相談しましょう。

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