広島県福山市の 倉庫・⼯場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、⾬漏り修理は
工場塗装のイマガワペイントにお任せください。
塗装専門店としての経験と知識を活かし、工場塗装のイマガワペイントが、
今回は「倉庫や工場におけるコンクリート床の補修方法とは?劣化原因や適した工法を解説」についてご紹介します。
物流倉庫・工場のコンクリート床は、フォークリフトや重機などの重量物の荷重や、作業員の足踏みによる摩耗、薬品などの化学物質による侵食など、さまざまな負荷にさらされています。
そのため、安全性や機能性が低下した床を、元の状態に戻したり、より良い状態にしたりするための工事が必要です。
コンクリート床の劣化や損傷
コンクリート床の主な劣化や損傷は、以下のようなものがあります。
・ ひび割れ、欠損
・ 段差、傾斜
・ 摩耗、滑り
・ 汚れ、汚染
・ 変色、劣化
コンクリート床の劣化 主な原因
なぜ、このような劣化や損傷が起こるのでしょうか。主な原因をご紹介いたします。
乾燥による収縮
コンクリートは、水分を含むことで膨張、水分が蒸発することで収縮します。
この収縮によって引張応力(物体が外力によって引っ張られるときに、その物体内部に生じる応力)が発生し、ひび割れが生じます。
水をよく扱う物流倉庫や工場では、注意が必要です。
温度変化による収縮
コンクリートは、温度によって膨張と収縮を繰り返します。
この膨張と収縮を繰り返すことによって、引張応力が発生し、ひび割れが生じる場合があります。
温度が急激に変化する物流倉庫や工場では、温度を均一に保つことで防ぐことができます。
施工不良の可能性
コンクリートの材料の配合や施工方法に誤りがあった場合、コンクリートの強度や均一性が低下し、ひび割れが生じる場合があります。
地盤沈下による圧力
物流倉庫や工場のコンクリート床は、地盤の性質や、地下水位の変化などの影響で、地盤が沈下することがあります。
この場合、コンクリート床も一緒に沈下し、段差や傾斜が生じる可能性があります。
重機などの荷重による摩耗・変形
フォークリフトや重機などの荷重により、コンクリート床が変形することがあります。
また、フォークリフトや重機などの荷重による摩擦が、コンクリート床の摩耗や滑りの主な原因となります。
フォークリフトや重機の走行路や、荷物の積み降ろし場所などは、特に摩耗や滑りのリスクが高いため、定期的に点検を行う必要があります。
薬品や油脂による腐食
倉庫や工場によっては、薬品や油脂などの腐食作用により、コンクリート床の表面が削れ、摩耗や滑りが発生する場合があります。
薬品や油脂が使用する場所では、特に注意が必要です。
劣化を放置していると…
コンクリート床の劣化を放置していると、さまざまなリスクが考えられます。
・ 荷物の落下や破損
・ 作業員の転倒やけが
・ 衛生面の悪化
・ 耐久性の低下
これらのリスクを回避するために、コンクリート床の定期的な点検・メンテナンスはとても重要です。
さらに、劣化を発見した場合は、補修工事を早急に行うようにしましょう。
床の補修には、「安全性の確保」、「機能性の向上」、「見た目の改善」などさまざまなメリットがあります。
コンクリート床 補修の方法
物流倉庫や工場のコンクリート床は、床の損傷の程度や、求める性能によって異なりますが
主な補修方法が3つあります。
① 充てん工法
② 塗装工法
③ 張替え工法
それぞれの工法についてメリット・デメリットも合わせてご紹介いたします。
① 充てん工法
物流倉庫や工場のコンクリート床の充てん工法とは、ひび割れや欠損などの損傷部分に、
モルタルやシーリング剤などを充てんして補修する工法です。
充てん工法は、損傷の程度や原因によって、以下の2つの方法があります。
・ モルタル充てん工法
モルタル充てん工法は、欠損やひび割れが大きい場合に適した工法です。
また、モルタルは、耐久性や強度に優れているため、長期的に安定した補修効果が期待できます。
・ シーリング工法
シーリング工法は、ひび割れが小さい場合に適した工法です。
シーリング剤は、耐水性や耐候性に優れているため、屋外や水周りの補修に向いています。
■ 充てん工法の施工手順
・ 損傷部分の清掃と下地処理を行う
・ 充てん材を調合する
・ 損傷部分に充てん材を充填する
・ 充てん材の表面を整える
充てん工法は、比較的簡易な工法であるため、DIYで行うことも可能です。
ただし、損傷の程度や原因によっては、専門の業者に依頼することをおすすめします。
充てん工法 メリット
・ 比較的簡易な工法のめ、自身で補修することも可能
・ 損傷の程度や原因に合わせ、適切な工法を選択可能、部分的な補修が可能。
・ 耐久性や強度に優れたモルタル充てん工法は、長期的に安定した補修効果が期待できる
充てん工法 デメリット
・ 損傷の程度によっては、専門の業者に依頼しましょう
・ モルタル充てん工法の場合は、養生期間が必要
② 塗装工法
物流倉庫や工場のコンクリート床の塗装工法とは、床面に塗料を塗布して、表面を保護したり、滑り止め効果を高めたりするための工法です。
塗装工法は、塗料の種類や塗り方によって、以下の3つの方法があります。
・ 単層塗装工法
単層塗装工法は、最も簡易な工法であり、コストを抑えることができます。
ただし、他の塗装工法と比較すると耐久性が低いといわれているため、定期的な塗り替えが必要です。
・ 多層塗装工法
多層塗装工法は、単層塗装工法に比べて耐久性が高いため、長期間使用することができます。
ただし、塗料の施工が複雑です。専門の業者に依頼をおすすめします。
・ 浸透型塗装工法
浸透型塗装工法は、コンクリート内部に塗料が浸透するため、表面のひび割れや欠損を補修する効果があります。
また、耐久性や滑り止め効果にも優れています。
■ 塗装工法の施工手順
・ 床面の清掃と下地処理を行う
・ 塗料を調合する
・ 塗料を塗布する
・ 塗膜の乾燥を待つ
塗装工法のメリット
・ 塗料の種類や施工方法によって、さまざまな効果が期待できる
・ 単層塗装工法の場合は、コストを抑えることができる
塗装工法のデメリット
・ 塗装の剥がれやひび割れが発生する可能性がある
③ 張替え工法
工場のコンクリート床の張替え工法とは、既存の床を撤去し、新しい床材を敷き詰める工法です。
張替え工法は、床の損傷が激しい場合や、床の性能を大幅に向上させたい場合に最も適した工法です。
・ コンクリート張り工法
コンクリート張り工法は、耐久性や強度に優れた床を実現することができます。
また、さまざまな色やデザインに仕上げることができるため、見た目の改善にも効果的です。
■ 張替え工法の施工手順
・ 既存床の撤去
・ 下地調整
・ 床材の敷き詰め
・ 養生
張替え工法のメリット
・ 床の損傷を完全に修復することができる
・ 床の性能を大幅に向上させることができる
・ さまざまな色やデザインに仕上げることができる
張替え工法のデメリット
・ 比較的費用がかかる
・ 工事期間が長くなる可能性がある
コンクリート床の損傷や規模など状況によって、適した補修工法を選択する必要があります。
専門的な知識が必要で適切な判断が難しいため、専門業者への依頼をオススメいたします。
コンクリート床補修の際に注意すべき点
・ 高耐久の強度かどうか
物流倉庫や工場のコンクリート床の補修には、高耐久が求められます。
欠損を補修する際は、40ニュートン以上の強度発現により耐衝撃・耐摩耗を実現する補修材が望ましいです。
・ 定期的に点検・劣化原因を正しく把握する
床の損傷の程度や、原因を正しく把握することが、適切な補修方法の選択につながります。
定期的に点検を実施し、早めのメンテナンスをすることが大切です。
ひび割れ、穴、凹凸、化学的な腐食など、正しく劣化原因を判断するためには専門的な知識が必要になります。
また、定期的に保全の補修を行うことで大幅な予算を投じることなく、床面全体が健全となり生産的な床面を継続的に維持することが可能になります。
・ 工事期間や費用を事前に把握する
コンクリート床の補修は、工事期間や費用が比較的かかる工事です。
事前に工事内容と費用を把握し、予算を立てておくことが重要です。
今回は、「倉庫や工場におけるコンクリート床の補修方法とは?劣化原因や適した工法を解説」をご紹介いたしました。
物流倉庫や工場のコンクリート床の補修工事は、安全性や機能性を大きく向上させるための大切な工事です。
物流倉庫・工場の床補修を検討する場合は、専門の業者に相談し、適切な補修方法や工事内容を検討することをおすすめします。
イマガワペイントでは、
相談や点検、修理まで承っております。
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