広島県福山市の 倉庫・⼯場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、⾬漏り修理は
工場塗装のイマガワペイントにお任せください。
塗装専門店としての経験と知識を活かし、工場塗装のイマガワペイントが、
今回は「倉庫の耐用年数や適切なメンテナンス方法とは？」を詳しく紹介いたします。
倉庫の耐用年数
倉庫の耐用年数は、使用される材料や環境条件、および使用状況によって大きく左右されます。
倉庫の耐用年数には、大きく分けて3種類あります。
- 法的耐用年数
- 経済的耐用年数
- 物理的耐用年数
以下に国が資産ごとに定めた法的耐用年数をご紹介します。
※ 法定耐用年数とは、一般的に用いられる国税庁が定めた減価償却資産の耐用年数です。
法定耐用年数は、法律によって具体的な年数が定められています。
倉庫 使用される材料別 耐用年数
レンガ造・石造・ブロック造倉庫 耐用年数
耐用年数 34年
レンガ造倉庫…高い強度と耐火性
石造倉庫…重量感、高い耐久性
ブロック造倉庫…比較的安く施工しやすい
木造倉庫 耐用年数
耐用年数 22年
比較的安く施工しやすいですが、耐久性は低いです。
木造倉庫は火災や腐食に弱いため、耐用年数は22年と短くなります。
鉄筋コンクリート造倉庫 耐用年数
耐用年数 47年
初期費用は高いですが、強度が高く、耐久性に優れています。
そのため、耐用年数は47年と長くなります。
鉄骨造倉庫 耐用年数
耐用年数 47年
上記に紹介した、木造と鉄筋コンクリート造の中間の性質を持ちます。
耐用年数は47年です。
金属造倉庫 耐用年数
耐用年数 19～34年
金属造倉庫（軽量鉄骨プレハブ倉庫）は、軽量で施工しやすいです。
しかし、サビや腐食に弱く、適切なメンテナンスが必要になります。
耐用年数は、骨格材の肉厚によって異なります。
金属造倉庫 骨格材肉厚別 耐用年数
- 3mm以下 19年
- 3mm以上4mm以下 27年
- 4mm以上 34年
国税庁｜確定申告よくある質問 耐用年数（建物／建物附属設備）
倉庫が法定耐用年数を過ぎると、劣化が進む恐れが高まるため、特に注意が必要です。
では、倉庫の適切なメンテナンス方法とはどのようなものでしょうか。
倉庫の適切なメンテナンス方法
倉庫のメンテナンスは、耐用年数を延ばし、安全で効率的な作業環境を維持するために必要不可欠です。
定期点検をする
定期点検は、倉庫の劣化状況を把握し、適切な時期に修繕を行うために欠かせません。
定期的に倉庫内の外壁や屋根、設備を点検し、異常や故障がないか確認しましょう。
清掃時に目視点検をすることも大切ですが、
倉庫の点検は専門業者に依頼するのがオススメです。
専門業者であれば、目視だけでなく、専用機器を使って詳細な調査を行うことができるため
劣化状況をしっかりと把握することができます。
◆ 定期点検ポイント
劣化の兆候が見られた場合は、早めの修繕が必要です。
- 外壁
ひび割れ、塗装の剥がれ、サビ - 屋根
雨漏り、棟板の歪み、穴 - 基礎
ひび割れ、沈下 - 構造体
柱や梁の歪み、腐食 - 扉や窓
開閉状態、破損
定期的に点検を行い、こうした劣化の兆候がないか確認しましょう。
修繕する
倉庫の劣化や損傷を放置すると、安全性が低下し資産価値が下がるだけでなく、商品や設備が損壊する可能性もあります。
点検で劣化や損傷が発見された場合は、迅速に修理を行う必要があります。
外壁の修繕
◆ 塗装
外壁の修繕方法として塗装は、最も一般的な修繕方法です。
塗装することによって、外壁の色褪せや汚れ、微細なひび割れなどを補修することができます。
外壁材の種類や状態に合わせ、適切な塗料を選びましょう。
外壁塗装は、費用が比較的安く、工期も短いです。
しかし外壁塗装では、大きいひび割れなどの深刻な劣化は補修できない場合もあります。
◆ 部分補修
外壁塗装は外壁全体の修繕ですが、部分補修を選択することもできます。
外壁のひび割れや欠損などの劣化箇所のみを補修する方法です。
モルタルやコーキング材などを使用し、外壁材と同等の素材で補修します。
部分的な劣化であれば費用を抑えられることができます。
◆ 外壁材張り替え
外壁材の張替え工法は、外壁の深刻な劣化の場合や、外壁材の種類を一新したい場合に有効です。
古い外壁材を撤去し、新しい外壁材を張り付けます。
外壁材の張替えをすることによって、耐火性や断熱性を向上できます。
費用が高額で、工期が長くかかりますが、耐用年数がのびるため、長期的なメンテナンス費用を抑えることができます。
◆ 外壁カバー工法
外壁カバー工法とは、既存の外壁材の上から新しい外壁材を重ねる方法です。
軽量な金属製の外壁材を重ねることによって、耐震性や耐火性を向上させることができます。
外壁張替え工法と比べると、工期が短く、廃材が少なくなります。
しかし、既存の外壁材の状態によって、カバー工法が施工できない場合があります。
屋根の修繕
倉庫の屋根は、風雨や紫外線の影響を受けやすく、時間が経つにつれて傷みやすい部分です。
雨漏りなどの問題が起こる前に、適切な修理方法を選びましょう。
◆ 屋根の葺き替え
屋根の葺き替えとは、既存の屋根材を全て撤去し、新しい屋根材に張り替える方法です。
屋根の下地も含めてメンテナンスでき、倉庫全体の寿命を延ばすことができます。
屋根の葺き替えは、最も信頼性の高い修理方法です。
雨漏りなどの問題を完全に解決できます。また、耐火性や断熱性の向上も実現可能です。
デメリットとしては、高額な費用と長い工期があげられます。
◆ 屋根カバー工法
屋根のカバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ね葺きする方法です。
葺き替えとは異なり、下地や防水シート、屋根材はそのまま残り、屋根材が二重になります。
葺き替えよりも費用が安く、工期も短くなります。
◆ 屋根塗装
屋根材の表面に塗装を施す方法です。
葺き替えやカバー工法と比べて、費用が比較的安く、工期も短いです。
屋根が色褪せたり、汚れが目立つ場合や軽微な劣化であれば、塗装で補修することができます。
塗装は経年劣化するため、定期的に塗り替えが必要になります。
塗料の種類や屋根の状態によって異なりますが、一般的には7～10年程度です。
葺き替えやカバー工法よりも費用を抑えたい場合は、屋根塗装をオススメします。
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早期のメンテナンスや修繕に費用をかけることは、短期的には利益の減少に見えるかもしれません。
しかし、それは一時的な損失に過ぎず、長期的な視点では利益を最大化するための投資と言えます。
利用状況によっては、耐用年数や予想以上に早く倉庫が劣化することがあります。
例えば、海岸沿いでは塩害の影響で劣化が進みやすく、交通量の多い場所では排気ガスや振動によって劣化が進む可能性があります。
倉庫の劣化状況を正確に把握することで、必要なメンテナンスや修繕を早期に見つけることができます。
早期のメンテナンスは、建物の寿命を延ばすだけでなく、将来の修理費用を削減し、建物の安全性を確保し、資産価値を維持することにもつながります。
今回は「倉庫の耐用年数や適切なメンテナンス方法とは？」を詳しく紹介いたしました。
適切なメンテナンスと修繕を行うことで、倉庫の寿命を延ばし、安全かつ効率的な運用を続けることができます。
また、定期的な点検と迅速な対応が、長期的なコスト削減にもつながります。
今回ご紹介した耐用年数や修繕方法を参考に、倉庫の寿命を延ばしましょう。
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