鉄骨塗装は必須?劣化を防ぐための塗装の重要性

鉄骨塗装は必須?劣化を防ぐための塗装の重要性

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今回は「鉄骨塗装は必須?劣化を防ぐための塗装の重要性」を詳しく紹介いたします。

鉄骨は、時間の経過とともに錆びや腐食によって劣化していきます。そこで、建物の寿命を延ばし、美観を維持するために必要なのが「塗装」です。

鉄骨塗装が必要な理由、塗装作業の方法、使用される塗料の種類について詳しく解説していきます。

目次

鉄骨塗装が必要な理由

鉄骨は建築物の骨格を支える重要な部材です。

しかし、鉄は空気中の酸素や水分と反応して錆びるという弱点があります。

鉄骨塗装は、劣化を防ぐために非常に重要な役割を果たします。

特に屋外に設置された鉄骨は、さまざまな環境要因によって劣化しやすくなります。

そこで、塗装は鉄骨を保護するために欠かせないものとなっています。

錆は鉄骨を劣化させ、建物の強度を低下させるだけでなく、外観も損ないます。

このため、鉄骨の塗装が必要になります。

塗装によって鉄骨の表面を酸素や水分から隔離し、錆を防ぐことができます。

鉄骨塗装には、主に以下の3つの目的があります。

1.  錆び止め

鉄骨塗装の最も重要な目的は、錆びを防ぐことです。

鉄骨は酸素と水分に触れることで表面が酸化し、それが進行することで錆びが発生します。

錆びは鉄骨を脆くし、建物の構造的な問題を引き起こす可能性があるため、錆び止めは建物の安全性を確保するために絶対に必要です。

錆止め塗装は、鉄骨の表面に保護膜を作り、錆びの原因となる酸素や水分から守ります。

2.  美観保持

鉄骨は放置しておくと、雨や風によって表面が劣化し、美観を損なう可能性があります。

塗装をすることで、鉄骨の表面に保護膜を作り、雨や風による劣化や色あせ・変色を防ぎ、美観を維持することができます。

また、建物外観の一部となる鉄骨は、建物の美観を左右するため、塗装が特に重要です。

建物外観の一部となる鉄骨には、梁、柱、外階段などが含まれます。

3.  建物自体の寿命を延ばす

塗装には、防火性、断熱性、防音性などの機能を持たせることができます。

これらの機能は、建物の安全性能や快適性を向上させるのに役立ちます。

工場内の鉄骨塗装は、建物の寿命を延ばす効果が期待できます。

定期的な鉄骨塗装を行うことで、建物を長持ちさせ、安全で快適な作業環境を維持することができます。

具体的には、以下のような機能が期待できます。

防火性

特定の耐火性能を有する塗料を使用することで、火災発生時に延焼を抑制し、建物の被災範囲を縮小することができます。

工場火災は甚大な被害をもたらす可能性があります。

鉄骨塗装は、鉄骨表面に耐火被覆を施すことで、火炎による熱伝導を抑制し、延焼を遅らせることができます。

具体的には、鉄骨塗装を施すことで、耐火時間を30分程度延長することができます。

鉄骨塗装の種類と機能

工場や倉庫内の鉄骨塗装には、さまざまな種類があります。具体的な塗装の種類は以下の通りです。

鉄骨は、建物の骨格を構成する重要な部材です。

しかし、鉄骨は湿気や酸素、化学物質などの影響を受けやすく、錆びや腐食、汚れなどの問題が発生する可能性があります。

鉄骨塗装は、これらの問題を防ぎ、鉄骨の寿命を延ばし、建物の安全性を向上させるために重要な役割を果たします。

工場や倉庫内の鉄骨塗装には、錆止め塗装、防火塗装、耐薬品塗装、汚れ防止塗装など、さまざまな種類があります。

錆防止塗装

錆防止塗装は、鉄骨表面に錆びを防ぐ効果のある塗料を施すことで、湿気による錆びの発生や、酸素による酸化反応を抑制し、鉄骨の劣化を防ぎます。

一般に錆止め塗料や防錆塗料が選ばれ、鉄骨の寿命を延ばし、建物の安全性を向上させます。

防火塗装

工場などの施設の鉄骨には、防火機能を持つ塗料が塗られて火災対策が行われることがあります。

これによって、火事が発生した際に鉄骨の耐火力が強化され、施設の安全が向上します。

耐薬品塗装

工場内で扱われる多種多様な化学物質による影響を考慮し、鉄骨には化学物質耐性のある塗料を施すことにより、腐食や損傷の防止が可能になります。

汚れ防止塗装

工場内では埃や油汚れ、化学物質の飛散などが発生しやすい環境となっています。

このため、鉄骨には汚れを付着しにくくするための撥水性や防汚性のある塗料を使用します。

 

鉄骨塗装は、建物の用途や環境条件に合わせて、適切な種類を選択することが重要です。

定期的な点検やメンテナンスを行うことで、鉄骨塗装の効果を維持し、建物の安全性を確保することができます。

鉄骨錆止め塗装の材料

先述したように、鉄骨部材は鉄でできているため、湿気や酸素に触れることで容易に錆びが発生する材料です。

屋外で鉄骨素地の建築物では、錆びを防ぐために「溶融亜鉛メッキ」または「防錆塗料」を施す必要があります。

溶融亜鉛メッキ

溶融亜鉛メッキは、鉄骨表面に亜鉛を高温で溶かしてコーティングするものです。

亜鉛は錆びにくいため、鉄骨を長持ちさせることができます。

A種 JPM S28 ―液形変性エポキシ樹脂さび止めペイント

A種 JPM S28 は、日本塗料工業会規格 (JPM) に基づく、一液形変性エポキシ樹脂さび止めペイントです。

鉄鋼などの金属表面に塗装することで、錆びの発生を抑制し、金属を保護します。

この規格で規定する一液形変性エポキシ樹脂さび止めペイントは、主要原料として変性エポキシ樹脂及び顔料を用いる自然乾燥形の塗料です。

主として亜鉛めっき鋼製品などの金属部分の塗装に用い、はけ塗り又はローラー塗り又は吹付け塗りに適している。

一液形変性エポキシ樹脂さび止めペイント

B種 JASS 18 M-109 変性エポキシ樹脂プライマーおよび弱溶剤系変性エポキシ樹脂プライマー

B種 JASS 18 M-109 は、日本建築学会材料規格 (JASS) に基づく、変性エポキシ樹脂プライマーおよび弱溶剤系変性エポキシ樹脂プライマーです。

二液タイプのエポキシ樹脂で、強靭で耐久性のある塗膜を形成します。

上塗り塗料の密着性を向上させ、錆びの発生を抑制します。

C種 JASS 18 M-111 水系さび止めペイント

C種 JASS 18 M-111 は、日本建築学会材料規格 (JASS) に基づく、水系さび止めペイントです。

このペイントは、環境に配慮した低臭の一液タイプで、室内でも安心して使用できます。

TVOC(総揮発性有機化合物)は1%未満です。また、水性で低VOCなので、環境への配慮も考慮されています。

鉄鋼などの金属表面に塗装することで、錆びの発生を抑制し、金属を保護します。

防錆塗料

防錆塗料は、鉄骨表面に錆びを防ぐ効果のある塗料を施すものです。

防錆塗料には、様々な種類があり、それぞれ異なる機能を持っています。

JASS 18 M-111-2021:水系さび止めペイント

JASS 18 M-111-2021は、日本建築学会材料規格 (JASS) に基づく、水系さび止めペイントです。

水性のため、環境にやさしく、安心して塗装できます。

水性・低臭なので屋内での使用が可能で、作業環境も改善します。

A種 JIS K5674 1種 鉛・クロムフリーさび止めペイント

A種 JIS K5674 1種 鉛・クロムフリーさび止めペイントは、JIS規格 (JIS K5674) に基づく、溶剤系の鉛・クロムフリーさび止めペイントです。

刷毛やローラーでの作業性が優れており、平滑で滑らかな塗膜を作成するため、上塗り材の光沢を引き立てます。

弱溶剤系の塗料で、クロムや鉛などの有害物質を含まないため、臭気が少なく、安全で環境に優しいさび止め塗料です。

B種 JIS K5674 2種 鉛・クロムフリーさび止めペイント

B種 JIS K5674 2種 鉛・クロムフリーさび止めペイントは、JIS規格 (JIS K5674) に基づく、水系の鉛・クロムフリーさび止めペイントです。

水で希釈できるため、刷毛塗り、ローラー塗り、スプレー塗布など様々な方法で施工できます。

このペイントは、一般鉄骨、工場建屋、架台、手すり、鋼橋外面など、屋内外の鋼構造物の下塗りとして適しています。

また、ホルムアルデヒド放散等級はF☆☆☆☆で、環境への配慮も考慮されています。

C種 JIS K5552 2種 ジンクリッチプライマー

C種 JIS K5552 2種 ジンクリッチプライマーは、JIS規格 (JIS K5552) に基づく、2液型の亜鉛末含有さび止め塗料 (ジンクリッチプライマー) です。

ジンクリッチプライマーは、鋼材の防錆(さび)に用いる下塗り塗料で、亜鉛を豊富に含む特性を持っています。

屋外環境でも使用できる耐候性を持っています。

ジンクリッチプライマーは、一般的に橋梁や鉄鋼構造物の防錆用下塗りとして使用されます。耐塩水性や耐油性にも優れています。

関西ペイント株式会社の「SDジンク1000」などが該当します。

D種 JIS K5551 A種 構造物用さび止めペイント

D種 JIS K5551 A種 構造物用さび止めペイントは、JIS規格 (JIS K5551) に基づく、溶剤系の構造物用さび止めペイントです。

この規格は、橋梁、タンク、プラントなどの鋼構造物、および鉄、鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金の建築などの金属部分の塗装に使用されます。

厳格な試験基準をクリアした高い防錆性能を持ち、長期間にわたって金属を錆びから守ります。

錆びの発生を抑制するためのポイント

劣化状態の確認しましょう

目視で錆びの有無を確認するだけでなく、打音検査超音波探傷試験などの非破壊検査を実施することで、内部に進行している錆びを発見することができます。

耐用年数の把握しましょう

鉄骨塗装の耐用年数は、使用環境や塗料の種類によって異なりますが、一般的には5~10年程度です。

耐用年数が近づいたら、再塗装を検討する必要があります。

適切なメンテナンスをしましょう

錆びが発生している場合は、剥離剤やサンドブラストを用いて錆びを完全に除去してから、新しい塗料を塗装する必要があります。

また、塗装前に十分に乾燥させることも重要です。

鉄骨塗装において最も重要なのは、錆びの発生を抑制することです。

錆びを防ぐためには、定期的に鉄骨の状態を確認し、必要に応じて適切なメンテナンスを行うことが重要です。

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今回は「鉄骨塗装は必須?劣化を防ぐための塗装の重要性」を詳しく紹介いたしました。

鉄骨塗装は、建物の用途や環境条件に合わせて、適切な種類を選択することが重要です。

定期的な点検やメンテナンスを行うことで、鉄骨塗装の効果を維持し、建物の安全性を確保することができます。

鉄骨塗装は、建物の寿命を延ばし、安全性を確保するために欠かせません。

錆びの発生に注意し、定期的なメンテナンスを行うことで、鉄骨を長持ちさせることができます。


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