工場や倉庫の屋根改修で抑えておきたい5つのポイント

広島県福山市の 倉庫・⼯場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、⾬漏り修理は

工場塗装のイマガワペイントにお任せください。

塗装専門店としての経験と知識を活かし、工場塗装のイマガワペイントが、

今回は「工場や倉庫の屋根改修で抑えておきたい5つのポイント」を詳しく紹介いたします。

目次

屋根改修で抑えておきたい5つのポイント

さっそく、屋根改修で押さえておきたい5つのポイントを見ていきましょう。

従業員と設備の安全確保

まず、従業員や設備の安全確保を最優先にしましょう。

雨水や破片が落下する可能性があるため、壊れた屋根付近は大変危険です。

立ち入りを制限したり、真下にある設備を移動して事故を防ぐようにしましょう。

設備の移動がむずかしい場合はブルーシートをかけるだけでも効果的です。

思わぬ事故に繋がらないよう、最優先に安全を確保しましょう。

屋根の上に上がらない

壊れているとわかっていても、自分で屋根の上に上がるのはやめましょう。

改修しようとしたり、近くまで様子を見に行こうとするだけでも落下事故につながるため危険です。

屋根は素材によって力を加えてはいけない場所があったり、劣化によって弱くなっている部分があることも考えられます。

そのため、自分で屋根の上に上がることはせず、従業員の注意喚起や設備の避難など、屋内でできる対策をしましょう。

専門業者に依頼する

屋根の改修は専門業者でないとできません。

自分達でやろうとせず、必ず近くの業者に相談しましょう。

その際の、見積もりにおけるポイントを2つご紹介します。

複数の業者に見積もり依頼

複数の業者に見積もりを依頼することは、料金を抑えるために必須です。

見積もりを複数出してもらうと比較することができるので、高く見積もられている場合そのことに気付くことができます。

屋根の種類や建物のまわりの状況をどう判断されるかによっても金額が変わってくるので、しっかり説明も受けておきましょう。

中には悪徳業者もいるため、検討材料をたくさん用意して安心して任せられる業者を探しましょう。

実績を確認する

見積もりを依頼したあとは業者の実績を確認しましょう。

公式サイトを見れば施工事例を確認できますし、インターネット検索で口コミを見ることができます。

工事中にミスが起こると事故や工場が使えなくなってしまうこともあります。

施工事例や実績はよく確認し、慎重に業者選びをしましょう。

工事にかかる日数を確認し、関係各所に連絡

依頼する業者が決まったら、おおよその工事日程を把握するようにしましょう。

工事中は工場の稼働ができなかったり倉庫が使えなくなることもあります。

その間は仕事が止まって取引先にも影響が出る可能性があるので、確認して関係各所に連絡を忘れないことが重要です。

改修後も定期的なメンテナンスを

改修後も定期的なメンテナンスをするようにしましょう。

防水加工が切れるタイミングの10年が目安です。

普段から屋根から変な音がしないか、汚れや変形が無いかなどを確認するようにし、長く使えるようにしましょう。

屋根の種類

つづいて、工場や倉庫の屋根に使われている3つの素材について詳しく見ていきましょう。

波形スレート

波形スレートはセメントと繊維を混ぜこんで波形にした板です。

安価な素材で耐久性に優れており、耐火性と遮音性もあります。

デメリットとしてはホコリが付着して汚れやすかったり、ボルトがさびて雨漏りしやすいという点が上げられます。

また、2004年以前に取り付けられた波形スレートには素材にアスベストが含まれているため取り扱いには十分注意が必要です。

瓦棒葺き屋根

瓦棒葺き屋根は心木の上からガルバリウム鋼板などの金属屋根素材をかぶせて固定する素材です。

継ぎ目が少なく、雨漏りがしにくいので傾斜がゆるい屋根によく採用されています。

経年劣化により心木が腐食すると、破損や飛散する可能性もあるので注意が必要です。

折板屋根

折板屋根はガルバリウム鋼板等の金属素材を波形に成形し素材を用いて作られます。

軽量な一方で高い強度を誇っているのが特徴です。

屋根の下地が不要なため、改修の際も工事期間が短く済むメリットもあります。

デメリットは、夏場は金属素材のため夏場に高温になりやすいのと、雨音が響きやすいことです。

屋根の改修方法

この章では、屋根の改修方法を見ていきましょう。

屋根塗装

屋根塗装は汚れを除去して表面に塗料を塗り重ねる改修方法です。

比較的軽度な工事のため日数がそれほどかからず費用も他の工事と比べて押さえることができます。

見た目が綺麗になるだけではなく防水加工もできるため、雨漏り対策としても検討したい改修です。

費用

1平米あたり

波形スレート 5000円〜8000円

折板屋根 4000円〜7000円

カバー工法

カバー工法は屋根の上に新しい屋根を重ねる改修方法です。

すでに取り付けてある屋根を処分しなくていいため撤去費用がかかりませんし、耐熱性や防水性が高まるメリットがあります。

ただし屋根が重くなるので建物の構造によってはできないケースがあり、耐震性が弱くなる場合もあります。

この改修方法はアスベストが飛散しないように、よく波板スレートに使われます。

費用

1平米あたり

波形スレート 8000円〜10000円

折板屋根 5000円〜8000円

葺き替え

葺き替えは屋根を撤去して新しい屋根を取り付ける方法です。

撤去作業があるぶん費用が高くなりますが、屋根が新品になるので見た目も美しくなりますし、耐震性にも不安がありません。

波板スレートの場合は別途アスベスト飛散の対策が必要なので費用が高くなる傾向にあります。

屋根を改修するタイミング

この章では、屋根の種類ごとを含めた改修タイミングについて見ていきましょう。

波板スレートの改修タイミング

色褪せやカビが気になり始めたら改修のタイミングです。

他にもチョーキング現象が起きていたり、コケや落ちない汚れが目立ってきていないかも確認しましょう。

波板スレートは耐久性があるため、25年は持つと言われています。

しかし屋根自体の耐久性があってもつなぎ目のボルトは金属のため錆びやすく、隙間ができると雨漏りの原因にもなります。

折板屋根の改修タイミング

変形や腐食、ボルトが錆びついてきたときが改修のタイミングです。

塗装の色褪せによる劣化もおこりますし、自然現象による変形や穴開きが起きたときも改修を検討しましょう。

災害が起きた時

地震や洪水など、災害が起きたときも改修のタイミングとなります。

大きな変化はなくても経年とともに劣化は進んでおり、災害により屋根がもろくなっていることが考えられます。

見てわかるほどの変形や損壊は、近くにいる人やものに危害を加えてしまう可能性もあります。

建物ごと崩壊してすべて建て直さなくてはなくてはいけないこともあります。

生命の危険を脅かしたり、改修に莫大なコストがかからないように、災害のあとは早めに改修や点検を依頼しましょう

屋根の改修工事をおこなうメリット

屋根の改修工事には、屋根の機能が改善される以外にもメリットがあります。

建物の資産価値を維持できる

定期的なメンテナンスをおこなえば、資産価値を高めることができます。

手入れがされている工場や倉庫と、サビだらけで塗装が剥がれている工場や倉庫であれば、多くの人は前者にいいイメージを持ちます。

工場や倉庫は重要な資産なので、メンテナンスをおこたらないようにしましょう。

企業価値を高める

改修をおこない建物を綺麗な状態に保つことで、企業価値も高まります。

定期的にメンテナンスして建物を綺麗に保っておくと、町の美観を損ねず近隣住民にもいいイメージを持ってもらうことができます。

雇用の面を考えても、綺麗で清潔な環境が整えられている方が従業員が集まりやすくなるでしょう。

美観を保つことは単に建物が綺麗に見えるだけではなく、企業そのもののイメージを高めることにもつながるのです。

工場の寿命がのびる

劣化がひどくなる前にメンテナンスをおこなえば、工場や倉庫の寿命を伸ばすことができます。

劣化が進んでから改修するよりも、低コストかつ短期間で工事を終わらせることができるのです。

自分たちでも高い建物から屋根を確認したり、屋内から見て異変がないか確認することで日々のチェックができます。

まとめ

今回は「工場や倉庫の屋根改修で抑えておきたい5つのポイント」を詳しく紹介いたしました。

普段から屋根に異常がないかを確認するようにし、異変があっても自分たちでは屋根に上らないようにしましょう。

そして複数の業者に見積もりを依頼し。信頼できるところに改修を依頼することが大切です。


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