広島県・岡山県の 倉庫・工場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、雨漏り修理は
工場塗装のイマガワペイント にお任せください!
塗装専門店としての経験と知識を活かし、お客様の大切な建物を守ります。
屋根は「土台」。太陽光パネルは「荷物」です。
昨今の電気代高騰や脱炭素社会への対応として、福山市内でも多くの工場や倉庫で自家消費型太陽光発電の導入が進んでいます。
私たちも塗装・屋根工事のプロとして、多くのご相談をいただきます。
しかし、そこで現場管理者の方からよく耳にするのが、「太陽光を載せたあとに雨漏りが始まった」「屋根がサビだらけになった」という悲痛な声です。
なぜ、このようなトラブルが起きるのでしょうか。
最大の原因は、「屋根の老朽化を無視して、最新の設備を載せてしまうこと」にあります。
多くの太陽光設置業者は「電気と架台のプロ」ですが、「屋根と防水のプロ」ではありません。
彼らのゴールは「パネルを載せて発電させること」になりがちで、「その下の屋根が20年後どうなっているか」までは責任を持てないケースがあるのです。
今回は、広島県・岡山県で数多くの工場修繕を手掛けてきた私たちの視点から、特に「既存の屋根に後付けする場合」に起きがちなトラブル事例と、それを防ぐための鉄則を徹底解説します。
トラブル事例① 固定ボルトからの「雨漏り」という悪夢

既存の工場や倉庫の屋根(特に波型スレートや折板屋根)にパネルを設置する場合、最もリスクが高いのが「雨漏り」です。
穴を開けるリスク、埋めるリスク

最も一般的な工法の一つに、屋根材に穴を開けてボルトで架台を固定する方法があります。
もちろん、施工時にはコーキング材などで防水処理を行いますが、ここに落とし穴があります。
屋根は、夏場は70度近くまで熱せられ、冬場は氷点下近くまで冷やされます。
金属屋根は熱膨張と収縮を毎日繰り返しています。
この「動き」により、ボルト周りのコーキング材は数年で劣化し、ひび割れや剥離を起こします。
そこから雨水が侵入するのです。
特に、工場が稼働している振動も加わると、その隙間は広がりやすくなります。
「カバー工法」でも安心できない

「穴を開けないキャッチ工法(掴み金具)」なら安心かというと、そう単純ではありません。
古い屋根の場合、掴み金具を締め付ける力に屋根材自体が耐えられず、変形したり、既存の塗装膜を割ってしまったりすることがあります。
そこからサビが発生し、結果的に屋根に穴が空くケースも少なくありません。
【現場担当者の視点】
パネルの下で雨漏りが発生した場合、修理のために「一度パネルを取り外す」という莫大なコスト(脱着費用・足場費用)が発生します。
発電メリットなど一瞬で吹き飛ぶほどの損失です。
トラブル事例② 「異種金属接触腐食」による屋根の崩壊
これは意外と知られていない、しかし致命的なトラブルです。特に福山市のような沿岸部を含む地域では注意が必要です。
電池になってしまう屋根

異なる種類の金属が水(電解液)を介して接触すると、片方の金属が腐食を早める現象を「異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)」と呼びます。
例えば、既存の屋根が「ガルバリウム鋼板」や「鉄」で、太陽光パネルの架台やフレームが「ステンレス」や「アルミ」だった場合。
これらが絶縁材なしで直接触れ合っていると、雨が降るたびに微弱な電流が流れ、屋根材側が激しい勢いでサビていきます。
福山市特有の「塩害」リスク
福山市は瀬戸内海に面しており、内陸部であっても潮風の影響を受けやすい地域です。
さらに、製鉄所などがある工業地帯では、鉄粉や煤煙などの付着も考えられます。
塩分は腐食の触媒となります。
単なる雨水よりも、潮風を含んだ雨水は、この異種金属接触腐食を劇的に加速させます。
「気付いたら架台の足元から屋根がボロボロに崩れていた」という事例は、決して大袈裟な話ではありません。
トラブル事例③ パネル下の「見えない劣化」とメンテナンス不能問題
3つ目のリスクは、設置後の運用・メンテナンス面でのトラブルです。
永遠に塗装できないエリア
屋根塗装の耐用年数は、塗料の種類にもよりますが10年〜15年程度です。
しかし、太陽光パネルの寿命は20年〜30年あります。
もし、築10年の屋根に、メンテナンス(塗装・防水)をせずにパネルを載せたらどうなるでしょうか?
パネルの下は陰になるため紫外線劣化は防げますが、湿気がこもりやすく、カビや苔、サビが発生しやすい環境になります。
しかし、パネルがあるため、洗浄することも、サビ止めを塗ることもできません。
パネルの下だけ腐食が進行
「屋根全体を塗り替えよう」と思った時には、パネルの下だけ手つかずで残ることになります。
結果、パネルを支えている部分の屋根材が最も弱り、強風でパネルごと屋根がめくれ上がる事故に繋がるリスクが高まります。
なぜ、「塗装・屋根業者」が太陽光施工を行うのか?

ここまで怖い話ばかりをしてしまいましたが、これらは全て「屋根の状態を見ずに、パネルの設置だけを優先した」場合に起こるトラブルです。
私たちのような「塗装・屋根工事も行う施工店」が太陽光発電システムを提案する理由は、まさにここにあります。
私たちは、「太陽光パネルの発電効率」よりも「建物の資産価値と安全性」を最優先に考えるからです。
私たちが提案する「トラブルゼロ」の施工フロー

既存屋根に後付けする場合、私たちは必ず以下のステップを踏みます。
これは、単なる太陽光販売店ではなかなかできない提案です。
1. 徹底的な屋根診断(無料)
まず、パネルが載る「土台」の体力を測ります。塗膜の剥がれ、サビの進行度、スレートの割れ、ボルトキャップの状態など。
もし屋根の寿命が残り5年なら、そのままパネルを載せることは絶対にお勧めしません。
2. 設置前の「屋根メンテナンス」
これが最も重要です。パネルを載せてしまうと二度と手が入らない部分だからこそ、設置前に最強の防衛策を施します。
- 遮熱塗装・高耐久塗装: パネル下の屋根材を保護し、工場の室温上昇も抑えます。
- ボルト周りの防水強化: 既存のボルトからの漏水を防ぐため、キャップ交換やコーキング打ち替えを行います。
- カバー工法(重ね張り): 老朽化が激しい場合は、新しい金属屋根を被せてからパネルを設置します。これにより、屋根とパネルの寿命を揃えることができます。
3. 適切な部材選定と絶縁処理
福山市の気候や屋根の材質に合わせて、サビに強い架台の選定や、異種金属腐食を防ぐ絶縁パッキンの確実な施工を行います。
施設管理者様へ コストダウンのつもりが「負債」にならないために

太陽光発電は、正しく施工すれば、電気代削減やCO2削減に大きく貢献する素晴らしいシステムです。
しかし、それは「健全な屋根」があって初めて成り立つものです。
工場の屋根は、生産活動を守るための最も重要な「傘」です。
その傘に穴を開けたり、重りを載せたりする行為は、慎重すぎるほど慎重に行わなければなりません。
「うちはもう古い工場だから、屋根が耐えられるか心配だ」
「他社で提案を受けたが、屋根の補修については何も言われなかった」
もし、少しでも不安を感じられているのであれば、契約のハンコを押す前に、一度私たちにご相談ください。
私たちは塗装屋であり、屋根屋です。
太陽光パネルを売ることよりも、皆様の工場が今後20年、30年と安心して稼働できることを第一に考えています。
まずは現状の屋根が「太陽光を載せられる状態か」「載せる前にどんな処置が必要か」、プロの目で無料診断させていただきます。
後悔しない太陽光導入のために、建物のプロフェッショナルを味方につけてください。

イマガワペイントでは、
屋根塗装、外壁塗装を承ります。
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相談や点検、修理まで承っております。
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