広島県・岡山県の 倉庫・工場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、雨漏り修理は
工場塗装のイマガワペイントにお任せください!
塗装専門店としての経験と知識を活かし、お客様の大切な建物を守ります。
その床のひび割れ、見て見ぬふりをしていませんか?
皆様の施設の「床」はどのような状態でしょうか。
特に、厨房や食品加工場、洗い場といった水や熱を頻繁に使う場所の床は、気づかぬうちに劣化が進んでいることが少なくありません。
「少しのひび割れだから」「まだ使えるだろう」と問題を先送りにしていると、やがて大きなトラブルに発展する可能性があります。
実は、床の劣化は単なる見た目の問題ではありません。
例えば、床の亀裂は細菌の温床となり、衛生管理を著しく困難にします。
また、劣化した床面は滑りやすく、従業員の転倒事故を引き起こす原因にもなりかねません。
さらに、水漏れが発生すれば、建物の構造自体を傷めてしまうこともあります。
そこで今回のコラムでは、なぜ特定の場所の床は劣化しやすいのか、その根本的な原因を解説します。
その上で、岡山県笠岡市で私たちが実際に行った病院の厨房排水溝の補修工事を具体例として挙げながら、どのような対策が有効なのかを詳しくご紹介します。
この記事を最後までお読みいただければ、自社の施設に最適な床塗装、すなわち「塗床(ぬりゆか)工事」の知識が深まり、岡山・広島エリアでの業者選びのヒントも得られるはずです。
なぜ厨房や洗い場の床はこれほどまでに傷みやすいのか?

工場や倉庫と一括りに言っても、その中で使用される環境は様々です。
とりわけ、厨房や食品工場の洗い場、薬品を取り扱うエリアの床は、他の場所に比べて非常に過酷な条件下に置かれています。
したがって、これらの場所の床がなぜ急速に劣化するのか、その原因を理解することが、適切な対策を講じるための第一歩となります。
原因①絶え間ない「水・熱・薬品」の三重苦

まず、厨房や洗い場では、日常的に大量の水が使用されます。
ご存知のように、水はコンクリートや一般的な塗料にとって大敵です。
床のわずかな隙間から水が浸入すると、内部のコンクリートを中性化させ、強度を低下させてしまいます。
さらに、問題を深刻化させるのが「熱」の存在です。
特に、調理場では熱湯や高温の油が床にこぼれることが頻繁にあります。
このような急激な温度変化は、コンクリートや塗膜の膨張と収縮を引き起こし、目に見えない無数のマイクロクラック(微細なひび割れ)を発生させる原因となります。
そして、洗浄作業で使用される洗剤や消毒用の薬品も、床にとっては大きな負担です。
これらの化学物質は、一般的な塗料の樹脂成分を分解し、塗膜の剥がれや変色を引き起こします。
このように、「水・熱・薬品」という三重の攻撃に常に晒されていることが、厨房の床が短命に終わる最大の理由なのです。
原因②台車や調理器具による物理的な衝撃と摩耗

次に、物理的なダメージも無視できません。
例えば、食材を運ぶための重い台車が頻繁に行き来したり、硬い調理器具を誤って床に落としてしまったりすることもあるでしょう。
このような衝撃や摩耗が繰り返されることで、床の表面は徐々に削られ、やがて欠けや凹みが生じます。
そのため、一度できてしまった欠けや凹みは、さらに劣化を加速させる悪循環の入り口となります。
なぜなら、その部分に水や汚れが溜まりやすくなり、先述した化学的な劣化を促進してしまうからです。
原因③放置された劣化が招く衛生上のリスク

床のひび割れや欠けは、美観を損なうだけではありません。
むしろ、衛生管理上の重大なリスクをはらんでいます。
具体的には、亀裂の内部に水分や食物のカスが入り込むと、そこがカビや細菌の格好の繁殖場所となってしまうのです。
結果として、どんなに表面を清掃しても、根本的な衛生環境の改善には繋がりません。
特に、HACCP(ハサップ)などの厳格な衛生基準が求められる食品工場や病院、学校給食センターなどにおいては、床の状態が施設全体の評価に直結すると言っても過言ではないでしょう。
【岡山県笠岡市・施工事例】病院厨房の排水溝を4時間で再生!

こうした床の劣化問題に対し、私たちイマガワペイントがどのようにアプローチしているのか。
ここで、岡山県笠岡市にある病院の厨房で実施した塗床工事の事例をご紹介します。
この事例を通じて、専門的な塗床工事がいかにして問題を解決するのか、そのプロセスを具体的に見ていきましょう。
ご相談の背景「排水溝の亀裂で、衛生面が心配…」
今回ご相談いただいたのは、毎日多くの患者様のために食事を提供されている病院の厨房でした。
現場を拝見すると、洗い場と厨房にある排水溝のコンクリート部分が、長年の使用によりひび割れ、一部が欠けてしまっている状態でした。
ご担当者様からは、「このままでは、欠けた部分から水が漏れたり、亀裂に菌が繁殖したりしないか心配だ」という切実な声をいただきました。
厨房は施設の心臓部であり、衛生管理は何よりも優先されるべき場所です。
そこで、私たちは業務への支障を最小限に抑えつつ、安全で衛生的な環境を回復させるための塗床工事をご提案しました。
施工のポイント①塗膜の寿命を決める「徹底した下地処理」
塗床工事において、仕上がりの美しさと耐久性を左右する最も重要な工程が「下地処理」です。
どんなに高性能な塗料を使用しても、この下地処理が不十分であれば、塗膜はすぐに剥がれてしまいます。
まず、施工箇所の周辺をビニールシートで丁寧に保護(養生)し、他の設備に影響が出ないように配慮します。
その後、専用の電動工具を使って、劣化して脆くなった既存の塗膜やコンクリート表面を削り取っていきます。
この作業を「ケレン作業」と呼びます。
古い塗膜が残ったまま新しい塗料を塗ると、古い塗膜ごと一緒に剥がれてしまうため、この作業は不可欠です。
次に、表面に付着した油汚れを中性洗剤などで徹底的に洗浄・脱脂します。
油分が残っていると、新しい塗料がうまく密着しないからです。
さらに、今回のようなケースでは、「目地切り(めじきり)」という工程も重要になります。
これは、コンクリートにあらかじめ溝を設けることで、将来的にひび割れが発生した際に、その溝に沿ってクラックが進むように誘導し、被害の拡大を防ぐためのものです。
このように、一見地味に見える下地処理にこそ、職人の技術と経験が凝縮されています。
私たちは、この工程に一切の妥協を許しません。
施工のポイント②現場に最適な塗床材の選定
下地が整ったら、いよいよ塗装の工程に入ります。
今回のような厨房の排水溝には、以下の性能をすべて満たす塗床材が求められました。
- 耐熱性・耐水性
熱湯や高温の油が流れても変形・劣化しないことはもちろん、長期間の使用による繰り返しの熱や水分にも耐え、素材の安定性を維持できることが重要です。 - 耐薬品性
業務用洗剤や消毒液に強いことに加え、万一強力な薬品がこぼれた場合でも表面が傷みにくく、衛生状態を保ちやすい点が求められます。 - 耐衝撃性
調理器具の落下などの衝撃に耐えられることだけでなく、頻繁に人や物が行き来する環境でも割れや傷がつきにくい耐久性が必要です。 - 速乾性・低臭性
厨房業務への影響を最小限に抑えるためだけでなく、工事後すぐに使用可能で、臭いによる不快感や健康への影響がほとんどないことも大きなメリットです。
そこで、私たちが選定したのは、これらの条件を高いレベルで満たす「速乾性ウレタン系塗床材」です。
特に、今回は水性の材料を選択しました。
水性塗料は、溶剤系(シンナー系)の塗料に比べて臭気が格段に少なく、有害な物質の飛散もほとんどありません。
そのため、営業中の施設や、臭いに敏感な方がいる病院などでの工事に最適なのです。
施工完了 夜間4時間の作業で、翌朝には業務再開!

今回の工事は、厨房の業務が終了した夜19時から開始し、23時にはすべての作業を完了させることができました。
これは、速乾性の塗床材を選定したことと、熟練した職人による効率的な作業の賜物です。
結果として、病院の厨房業務を一日も止めることなく、排水溝を衛生的に生まれ変わらせることができました。
工事完了後、ご担当者様からは「こんなに短時間で綺麗になるとは思わなかった。
これで安心して調理に集中できます」という、大変嬉しいお言葉をいただくことができました。

【業種別】岡山・広島の施設オーナー必見!最適な塗床材の選び方

笠岡市の病院の事例は、塗床工事の一例に過ぎません。
実際には、施設の用途や求められる機能によって、最適な塗床材は異なります。
ここでは、代表的な業種ごとに、どのような視点で塗床材を選べば良いのか、そのポイントを解説します。
①食品工場・給食センター 最重要課題は「衛生管理」と「安全性」
食品を取り扱う施設では、HACCPの考え方に基づいた衛生管理が不可欠です。
したがって、床材には抗菌・防カビ性能が求められます。
また、床に目地や凹凸が少ないシームレスな仕上げにすることで、清掃性を高め、菌の繁殖を防ぐことができます。
加えて、水や油で床が滑りやすくなるため、「防滑性」も極めて重要です。
表面に微細な凹凸をつけた防滑仕上げにすることで、従業員の転倒事故のリスクを大幅に低減できます。
耐熱水性や耐薬品性が必須なのは言うまでもありません。
②一般的な工場・倉庫 求められるのは「耐久性」と「機能性」

製品の製造ラインや物流倉庫では、フォークリフトのような重量物の走行や、パレットの積み下ろしによる衝撃・摩耗に耐えうる強靭さが床に求められます。
そのため、「耐荷重性」や「耐摩耗性」に優れたエポキシ樹脂系の塗床材がよく採用されます。
一方で、精密機械や電子部品を扱う工場では、静電気対策が重要になることもあります。
その場合は、「導電性塗床材」を用いることで、静電気の発生を抑制し、製品の品質を守ります。
また、床からの粉塵の発生を抑える「防塵塗装」は、クリーンな作業環境を維持するために多くの工場・倉庫で標準的に施工されています。
岡山県内の多くの倉庫でも、この防塵塗装の需要が高まっています。
③病院・介護施設 衛生面に加え「快適性」への配慮
病院や介護施設では、衛生管理はもちろんのこと、利用者やスタッフの快適性・安全性への配慮が求められます。
例えば、車椅子やストレッチャーの走行音を吸収する「防音性」や、歩行時の衝撃を和らげる「弾力性」のあるウレタン系塗床材が適しています。
さらに、耐薬品性も重要です。
様々な消毒液が日常的に使用されるため、それに耐えうる性能がなければ、床はすぐに変色したり劣化したりしてしまいます。

まとめ 岡山・広島の工場・倉庫塗装は、専門家にお任せください

今回のコラムでは、厨房や洗い場の床がなぜ劣化しやすいのかという原因から、岡山県での実際の施工事例、そして業種別の最適な塗床材の選び方までを詳しく解説してきました。
このように、一口に「床の塗装」と言っても、その現場の環境や用途を正確に診断し、数ある塗床材の中から最適なものを選択し、そして何よりも丁寧な下地処理を行うことが、長持ちする塗床を実現するための鍵となります。
これは、外壁塗装や屋根塗装においても全く同じことが言えます。
私たちイマガワペイントは、岡山県と広島県を中心に、数多くの工場・倉庫・プラントの塗装工事を手掛けてまいりました。
その豊富な経験と専門知識を活かし、お客様一社一社の状況に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
「うちの工場の床もそろそろ限界かもしれない…」
「倉庫の塗装を考えているが、どこに相談すればいいかわからない」
「岡山の塗装業者で、信頼できるところを探している」
もし、このようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度、私たちイマガワペイントにご相談ください。
現地調査からお見積もりまで、無料で対応させていただきます。
お客様の大切な資産である建物を、塗装の力で守り、その価値を未来へと繋ぐお手伝いができることを、心より楽しみにしております。

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