事務所の改修でできる省エネ対策のポイント

経済活動など人間のあらゆる活動において、電気や熱などのエネルギーは不可欠です。
この不可欠なエネルギーを大切に使用するということが「省エネ」です。

そして、省エネ対策で無駄な発熱が減ることなどにより設備の長寿命化にもつながります。

さらに、省エネ対策は、生産やサービス活動におけるコストの低減のみならず、
生産の短縮化や生産方法の改善などを通じて
生産性向上や競争力向上につながります。

今回は、事務所を経営されているみなさまに
改修でできる省エネ対策をご紹介します。

目次

事務所の省エネの取り組み

まずは、事務所の省エネ対策の前に、用途別のエネルギー消費についてご紹介します。

用途別エネルギー消費BEST5
熱源機器(冷凍機・冷水機・ボイラーなど)26%
照明(照明器具)21.3%
コンセント(OA機器など)21.1%
空気搬送(空調機など)9.4%
熱源補機(冷却水ポンプ、冷却塔など)5.2%
参照元:オフィスビルの省エネルギー|省エネルギーセンター

参照元:オフィスビルの省エネルギー|省エネルギーセンター

照明やコンセント、空調が消費するエネルギーを合わせると、
全体エネルギー消費の約半分を占めていますね。

つまり、エネルギー消費が大きいエネルギーを改善することで、高い省エネ効果が期待できますね。

照明

1.   蛍光灯からLED照明に交換

・ 消費電力が少ないため、電気代を削減
・ 寿命が長いため、交換頻度を減らす
・ 発熱量が少ないため、熱によるトラブルを防ぐ
・ 点灯が速く、光のムラがない
・ 紫外線や赤外線をほとんど出さないため、目に優しい
・ 環境に優しく、リサイクルが可能

蛍光灯をLED照明に交換することで、電気代を削減することが可能です。
また、環境に優しく、目に優しい照明環境を実現することができます。

2.   調光器を設置し、明るさを調整

調光器とは、照明器具の明るさを調節するための装置です。

省エネ効果については、明るさを調整することで、電気料金を節約することができます。
例えば、通常の明るさの60%で照明を点灯すると、約40%の電気料金を節約することができます。

3.  必要のない照明は消灯

必要ない照明を消すことは、改修しなくても今すぐにでもできる省エネ対策です。
従業員とともに徹底すると省エネに繋がります。

空調

1.   冷暖房効率の高い機器に交換

事務所のエネルギー消費量の大きな割合を占めています。
冷暖房システムの改善は、事務所の省エネ対策において非常に重要です。

省エネ型の冷暖房機器は、従来の機器に比べて消費電力が少ないため、省エネ効果が期待できます。

2.   適切な温度に設定

今すぐにでもできる省エネ対策が適切な温度に設定することです。
冷暖房の温度設定を見直し、快適な環境を維持しつつ、不必要なエネルギー消費を避けましょう

3.  エアコンのフィルターを定期的に掃除

冷暖房システムの定期的なメンテナンスは、効率的な動作を維持することができます。
エアフィルターの清掃や交換、冷媒の充填、送風機やコンプレッサーの点検などを
定期的に行いましょう。

OA機器

省エネ型のOA機器に切り替える

OA機器は、事務所のエネルギー消費量の大きな割合を占めています。
エネルギースター認証を受けた省エネ効果の高いパソコン、プリンター、モニターなどの
OA機器を導入しましょう。

エネルギースター認証は、日本でも2002年から導入されています。
エネルギースター認証を取得した製品は、省エネ効果の高い製品として認知されており、
多くの消費者から選ばれています。

認証を受けた機器は効率的な省エネモードや自動スリープ機能を備えており、
長時間の使用やアイドル状態時の電力消費を削減します。

断熱材を追加

断熱材の追加は、事務所の省エネ対策として効果的な方法の一つです。

断熱材を追加することによって、冬は暖房の熱を逃がさず、夏は冷房の冷気を逃がさず
室内の温度を一定に保つことができます。

これにより、暖房や冷房の使用量を減らし、エネルギーコストを削減することができます。

壁、天井、床など、様々な場所に断熱材の追加することができます。
壁には、グラスウールやロックウールなどの断熱材
天井には、吹き付け断熱材やセルロースファイバーなどの断熱材
床には、発泡スチロールやウレタンフォームなどの断熱材 がよく使われます。

窓に遮熱シートを貼る

窓に遮熱シートを貼ることで、事務所の省エネ対策ができます。
遮熱シートは、太陽光の熱を遮断する効果があり、
夏は室内の温度上昇を抑え、冬は室内の熱が逃げるのを防ぎます

遮熱シートには、さまざまな種類があり、遮熱効果や採光性など、さまざまな特徴があります。
そのため、事務所の窓のサイズや向き、遮熱効果などに合わせて、適切な遮熱シートを選ぶことが重要です。

あわせて読みたい
工場や倉庫、施設における 窓の遮熱対策とは? 暑くなる季節は、工場や倉庫に少しでも熱が入らないようにしたいものですよね。 遮熱対策をしませんか?遮熱対策を講じることで、熱の侵入を制御することができます。 ...

これらの事務所の改修による省エネ対策は、企業にとって多くのメリットがあります。

事務所の改修により、照明や空調設備の効率を向上させれば、電気代の削減につながります。
また、環境への負荷軽減も省エネ対策の重要なメリットですね。

さらに、電気代などのコスト削減、環境への負荷軽減だけでなく、
快適な室内環境の実現、
生産性の向上、企業イメージの向上
にもつながります。

省エネ対策に事務所の改修を検討してみてはいかがでしょうか。

イマガワペイントでは、
工場や倉庫だけでなく事務所の改修
承っております。
「省エネ対策をどうしたら…」
と思ったら、
まずはお気軽にご連絡ください。

広島県・岡山県 全域対応!
お見積もり、現地調査は一切無料です!

受付時間9:00〜19:00 土日祝も対応

メール問い合わせ24時間365日受付中!
メール問い合わせ24時間365日受付中!
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる