工場や倉庫の屋根 雨漏りを発生させないための5つのメンテナンス

工場や倉庫の屋根 雨漏りを発生させないための5つのメンテナンス

住宅でのトラブルの大半は、雨漏りが占めています。
生活の基盤となる住宅では、雨漏りを発見次第できるだけ早く修理したいものです。

しかし、工場や倉庫などで発生した雨漏りは、直接的な被害がない限り、
どうしても雨漏りの対策が先延ばしにされがちです。
他のさまざまな面でコストがかかってしまうため、建物自体の不具合が放置されてしまうことが多いようです。

しかしながら、大切な資産を製造・管理する工場や倉庫で、先延ばしにする対応をすると
思いもよらない大きな損害につながってしまう危険性があります。

今回は、工場や倉庫で雨漏りの原因や、雨漏りが発生した場合に考えられる被害、
そして、被害を防ぐためのメンテナンス方法について、詳しくご紹介します。


目次

工場や倉庫で雨漏りが起きる原因

工場や倉庫で雨漏りが起きる原因は、さまざまなものがあります

屋根の老朽化や破損

屋根が古くなったり、破損したりすることで、雨水侵入して雨漏りの原因になることがあります。

雨樋の詰まりや破損

雨樋が詰まったり、破損したりすることで、雨水の流れが滞り、
屋根壁の内部浸透することがあります。

通気口の詰まり

通気口が詰まると、湿気がこもりやすくなり、カビ水漏れなどが発生することがあります。

外壁の破損

外壁が破損することで、雨水が侵入して雨漏りの原因になることがあります。

配管の破損や詰まり

配管が破損したり、詰まったりすることで、雨水流れ滞り、建物内部に浸透することがあります。

雨漏りの原因
雨漏りの原因

以上のように、工場や倉庫で雨漏りが起こる原因はさまざまです。

次に、雨漏りのトラブルによるリスクには、どのようなものがあるのかご紹介いたします。


雨漏りのトラブルによるリスク

工場や倉庫で雨漏りが起きると、大きな問題を引き起こす可能性があります。

小さな雨漏りが会社の大損害ということになりかねません。
リスクを知り、その前に対策をしましょう。

財産の損失

雨漏りにより、機械や商品、製品などの財産が損傷する可能性があります。

また、雨漏りによる損害を保険で補償できない場合もあります。

安全性の低下

 雨漏りにより、床が滑りやすくなるため、労働災害の原因になる可能性があります。

また、雨漏りが原因で、天井や壁の崩壊や倒壊など、安全上の問題が発生する場合もあります。

作業環境の劣化

湿気が高くなるため、作業環境が悪化することがあります。

また、カビや黒ずみ、臭いなど、作業員の健康にも悪影響を与えることがあります。

修理費用の増加

雨漏りが放置されると、損害が拡大するため、修理費用が高くなる可能性があります。

また、修理に時間がかかるため、生産ラインの停止や損失が発生する場合もあります。

雨漏りを放置すると…
雨漏りを放置すると…

以上のように、雨漏りが放置されると、様々な問題を引き起こす可能性があります。

このような大きな損害を出す前に、どのようなメンテナンスができるでしょうか。

次に、雨漏りのトラブルを防ぐメンテナンスについてご紹介いたします。


1.屋根の点検

屋根の劣化や破損部分がある場合、雨漏りが発生しやすくなります。

工場や倉庫の屋根の点検は、屋根の状態をチェックして、破損部分や劣化した箇所、
異物の付着などの問題を発見し、修理やメンテナンスを行いましょう。

いくつかの屋根の点検方法をご紹介します。

目視による点検

屋根の上に上がり、目視で屋根の状態を確認する方法です。

屋根の状態を観察して、割れやひび割れ、破損、腐食などをチェックして確認することができます。

屋根は、高所のため非常に危険です。安全を確保しながら行う必要があります。

ドローンを用いた点検

ドローンを使って、屋根の上空から撮影し、映像を確認する方法です。

近年、テレビの撮影などでドローンを見かける場面が増えましたが、実用的な点検に活用されています。

高所や危険な場所でも安全に点検ができ、広範囲の点検が可能です。

しかし、ドローンの飛行については、航空法や小型無人機等飛行禁止法などによって制限されており、
定められた規則を守って飛ばす必要があるため注意が必要です。

赤外線サーモグラフィー調査による点検

赤外線サーモグラフィーカメラを使って、屋根の断熱性能や結露の状態を調べる方法です。

サーモグラフィー画像により、屋根の破損や雨漏りの原因となる箇所を発見することができます。

しかし、赤外線サーモグラフィーカメラは、たいへん高額なため、費用が高価となります。

また、雨が降っているときは使用できないことや、調査できない建築材料があるため、使用は限られます。

屋根の点検方法
屋根の点検方法

屋根の点検は、雨漏りを未然に防ぐためにも重要です。

定期的に点検を行い、早期に問題を発見して修理することが大切です。

しかし、屋根の点検は、非常に危険な作業であるため、
専門業者に依頼することをおすすめします。

自分で行う場合は、安全に注意しながら行い、異常がある場合には
早めに専門業者に相談するようにしてください。


2.雨樋の清掃

工場や倉庫の屋根には、雨樋は雨水を排水する役割を持っていますが、
汚れや葉っぱなどの異物が詰まると、水が逆流して雨漏りの原因になることがあります。

定期的に雨樋を清掃し、異物を取り除くことが必要です。

目視による確認

定期的に、屋根の上に上がり、雨樋が詰まっていないか、破損していないかを確認します。

目視で異常がなければ、そのまま放置することができます。

水を流して詰まりを解消する

雨樋が詰まっている場合は、ホースなどを使って水を流して詰まりを解消します。

詰まりがひどい場合は、専門家に依頼して解消するとよいでしょう。

錆止め塗装

雨樋には、ネジで止めている箇所から錆が発生する場合があります。

錆が発生した場合は、塗料を塗って錆止めを行います。

雨樋の清掃
雨樋の清掃

雨樋の清掃は、屋根の点検と一緒に行うことが望ましいです。

また、以上の点検方法で雨樋が劣化を発見した場合は、早めに修理することが重要です。

雨樋が詰まっていると、雨水が屋根から流れ出し、建物や敷地周辺に被害を与えることがあります。

定期的な点検や清掃、修理を行うことで、雨漏りを防止し、建物の安全性を保つことができます。


3.通気口の清掃

工場や倉庫には、屋根や壁に通気口が設置されています。

これらの通気口は、室内の湿気や熱気を排出するために必要ですが、
汚れや異物が詰まると、通気が悪くなり、雨漏りの原因になることがあります。

通気口を定期的に清掃し、異物を取り除くことが必要です。

目視による確認

定期的に、屋根の上に上がり、通気口が詰まっていないか、破損していないかを確認します。

目視による確認をすることで、未然に雨漏りなどの被害を防ぐことができます。

ほこりやゴミを取り除く

通気口がほこりやゴミで詰まっている場合は、ブラシやホースで取り除きます。

通気口に詰まったほこりやゴミが多い場合は、専門家に依頼して清掃してもらう方がよいでしょう。

鳥の巣の除去

通気口には、鳥の巣が作られることがあります。

鳥の巣がある場合は、除去することで通気口の機能を回復させます。

通気口の清掃
通気口の清掃

通気口の清掃は、室内の湿気や熱気の排出のために重要な作業です。

通気口が詰まっていると、建物内の湿気や熱気がこもり、建物内の環境を悪化させる可能性があります。

定期的な点検や清掃を行うことで、通気口の機能を維持し、建物内の環境を改善することができます。


4.防水塗装の施工

工場や倉庫の屋根や壁は、長期間の使用や天候の影響などによって、劣化することがあります。

工場や倉庫の屋根や壁は、防水塗装を施工することで屋根の劣化を防止し、
雨漏りを防止するために行われる重要なメンテナンスの一つです。

防水塗装は、屋根を長期間保護するための効果的な手段の一つです。

定期的なメンテナンスを行い、屋根の劣化を防止し、工場や倉庫の安全性を確保することが大切です。

防水塗装の施工
防水塗装の施工

5.専門業者の点検

定期的な点検やメンテナンスは重要ですが、工場や倉庫の屋根は大きく、
高い場所にあるため、自分で点検するのは危険です。

専門的な知識や経験、技術が必要なため、屋根の点検は専門業者に依頼することが重要です。

専門家による点検やメンテナンスにより、雨漏りの原因を特定し、適切な対策を取ることができます。
安全で効果的なメンテナンスを実施するために必要不可欠なものです。

点検を定期的に依頼し、早期発見、早期修理を行うことで、
工場や倉庫の安全性を確保することができます。

業者による点検の流れ

専門業者によるメンテナンスの流れをご紹介します。

初期調査

屋根の状態を確認するため、業者は屋根に上り、点検を行います。

また、工場や倉庫によって異なる屋根の種類、形状、傾斜、構造などを調べ、
雨漏りの原因を探します。

診断

初期調査の結果をもとに、業者は雨漏りの原因を特定します。

原因が屋根の破損や劣化であれば、修理が必要です。

原因が別の部分にある場合には、その部分を修理する必要があります。

修理

雨漏りの原因を特定したら、修理作業に入ります。

屋根の破損部分を修理し、必要に応じて屋根全体のメンテナンスを行います。

確認

修理作業が完了したら、業者は再度屋根に上り、点検を行い、

修理が適切に行われているか確認します。

また、雨漏りが起きないように、屋根のメンテナンス方法や、日常の注意点などもご説明します。

業者の点検
業者の点検

専門業者に依頼し、適切にメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばし、
将来を長いスパンで考えると、結果的にコスト削減にもつながります。


今回は「雨漏りを発生させないための5つのメンテナンス」をご紹介しました。

これから梅雨、台風・ゲリラ豪雨が多くなる夏を迎えます。

雨漏りを未然に防ぐために定期的なメンテナンスを実施し、安全安心に工場や倉庫を稼働させたいですね。

雨漏りを発生させないための5つのメンテナンス
雨漏りを発生させないための5つのメンテナンス

屋根の点検や雨樋・通気口の点検は、
高所のため危険が伴います。
まずは、専門業者による「雨漏り点検」
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