【専門家が解説】年末こそ実施したい工場・倉庫の塗装点検!自分でできる劣化診断チェックリスト【広島・岡山】

広島県・岡山県の 倉庫・工場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、雨漏り修理は

工場塗装のイマガワペイント にお任せください!

塗装専門店としての経験と知識を活かし、お客様の大切な建物を守ります。

年の瀬が迫り、多くの企業様が年末の大掃除や新年に向けた準備を進めていることと存じます。

しかしながら、日々の業務に追われる中で、建物の「健康状態」まで気を配るのは難しいかもしれません。

とりわけ、広大な面積を持つ工場や倉庫の外壁・屋根は、知らず知らずのうちに劣化が進行しているケースが少なくありません。

そこで、厳しい冬の到来を前に、ぜひ実施していただきたいのが「建物のセルフ健康診断」です。

実は、塗装の劣化サインの多くは、専門家でなくともご自身でチェックすることが可能です。

この記事では、広島県・岡山県で数多くの工場・倉庫の塗装メンテナンスを手掛けてきた私たち「イマガワペイント」が、
プロの視点から「ご自身でできる外壁・屋根の塗装劣化チェックリスト」を詳しく解説します。

なぜなら、早期に劣化を発見し、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが、
結果的に建物の寿命を延ばし、将来的な大規模修繕コストを抑制する最も賢明な方法だからです。

年末のこの機会に、大切な資産である工場や倉庫の状態を一度見直してみませんか?

目次

なぜ今、工場・倉庫の塗装メンテナンスが重要なのか?

「塗装は見た目をきれいにするためだろう?」そのように思われている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、工場や倉庫における塗装の役割は、単なる美観の維持にとどまりません。

むしろ、建物を過酷な環境から守り、その資産価値を維持するための極めて重要な機能を持っています。

① 建物を守る「鎧」としての保護機能

工場や倉庫は、365日、雨風や紫外線に晒され続けています。

したがって、外壁や屋根の塗装は、これらの外部要因から建物を守る「鎧」の役割を果たしているのです。

例えば、塗膜が劣化して防水機能が失われると、雨水が壁材や構造体内部に浸入します。

その結果、金属部分はサビ、コンクリートは中性化が進み、建物の強度が著しく低下する恐れがあります。

さらに、紫外線は塗膜そのものを破壊し、建材の劣化を加速させる大きな要因となります。

つまり、塗装はこれらの脅威に対する第一の防御ラインなのです。

② 企業の資産価値を維持・向上させる

建物は企業にとって重要な資産です。

そのため、外観が薄汚れていたり、サビやひび割れが放置されていたりする工場や倉庫は、
対外的な印象を損なうだけでなく、資産価値そのものの低下に直結します。

一方で、定期的な塗装メンテナンスによって良好な状態が保たれた建物は、金融機関からの融資評価や、将来的な売却時にも有利に働く可能性があります。

したがって、塗装メンテナンスは、目先のコストではなく、将来に向けた「投資」であると捉えることが重要です。

③ 労働環境の改善と省エネ効果

近年の塗料は目覚ましい進化を遂げています。

特に、太陽光を反射して屋根表面の温度上昇を抑える「遮熱塗料」は、多くの工場や倉庫で採用されています。

夏場の厳しい暑さの中、折板屋根の建物内部は想像以上の高温になりますが、遮熱塗装を施すことで室温の上昇を抑制できます。

その結果、従業員の熱中症リスクを低減し、より快適で安全な労働環境を創出できるのです。

さらに、空調設備の負荷が軽減されるため、光熱費の削減、すなわち省エネにも大きく貢献します。

【実践編】自分でできる!工場・倉庫の外壁塗装セルフチェックリスト

それでは、実際に建物の状態を確認していきましょう。

点検の際は、安全に十分配慮し、決して無理はしないでください。

特に高所の確認は危険を伴いますので、あくまでも地上から目視できる範囲で行いましょう。

チェック項目①チョーキング現象(手で触ると白い粉が付く)

まず、最も簡単で分かりやすい劣化サインが「チョーキング現象」です。

外壁を手でそっと撫でてみてください。

もし、手にチョークのような白い粉が付着した場合、それは塗膜が劣化している証拠です。

この粉の正体は、紫外線や雨水によって塗料の成分が分解され、粉状になって表面に現れたものです。

つまり、塗膜が本来持っている防水性や保護機能が失われ始めていることを意味します。

この状態を放置すると、壁材自体が直接ダメージを受けるようになり、劣化の進行が加速してしまいます。

チェック項目②ひび割れ(クラック)

次に、外壁にひび割れがないかを確認します。

ひび割れは、その幅や深さによって緊急度が異なります。

  • ヘアークラック(髪の毛程度の細いひび割れ)
    塗膜の表面だけに発生している比較的軽微なひび割れです。
    直ちに雨漏りにつながる可能性は低いですが、劣化が始まっているサインとして注意深く観察する必要があります。
  • 構造クラック(幅0.3mm以上のひび割れ)
    建物の構造的な動きや歪みが原因で発生する、より深刻なひび割れです。
    このレベルのひび割れは、壁の内部にまで雨水が浸入する通り道となり、内部の鉄筋を錆びさせたり、コンクリートの爆裂を引き起こしたりする危険性があります。
    もし、名刺の厚みが入るようなひび割れを発見した場合は、早急に専門家による診断を受けることを強く推奨します。

チェック項目③塗膜の剥がれ・膨れ

塗膜が風船のように膨れていたり、ペリペリと剥がれていたりする箇所はないでしょうか。

これは、塗膜と下地との密着性が失われている状態です。

原因としては、下地処理の不備や、内部に侵入した水分が蒸発する際に塗膜を押し上げることなどが考えられます。

剥がれた部分からは雨水が直接侵入するため、建物の劣化を著しく早める非常に危険なサインです。

特に、剥がれの範囲が広い場合は、塗装だけではなく、大規模な下地補修が必要になる可能性もあります。

チェック項目④カビ・コケの発生

建物の北側や日当たりの悪い場所、湿気が溜まりやすい箇所に、緑色や黒ずんだ汚れが付着していないか確認してください。

これらはカビやコケです。

カビやコケは、塗膜の防水性が低下し、壁が常に水分を含んでいる状態になると発生しやすくなります。

これらは美観を損なうだけでなく、根を張って塗膜をさらに傷め、建材の劣化を促進させる原因にもなります。

したがって、単に高圧洗浄で洗い流すだけでなく、原因となっている防水性の低下を根本的に解決する必要があります。

チェック項目⑤サビの発生(金属系サイディング・トタン壁など)

金属製の外壁材を使用している工場や倉庫では、サビのチェックが不可欠です。

特に、部材のつなぎ目やビス周り、傷が付いた箇所からサビは発生しやすくなります。

初期の段階では点状のサビですが、これを放置すると次第に広範囲に広がり、最終的には金属に穴を開けてしまいます。

一度穴が開いてしまうと、雨漏りに直結するだけでなく、塗装での補修は不可能となり、外壁材の交換(カバー工法や張り替え)といった高額な工事が必要になってしまいます。

そのため、サビは早期発見・早期対応が鉄則です。

【高所は安全第一】屋根塗装の劣化を見極めるポイント

屋根は建物の中で最も過酷な環境にあり、劣化が進行しやすい部分です。

しかしながら、屋根に直接登っての点検は転落の危険があり、絶対におやめください。

地上から見上げる、あるいは工場の2階や隣接する建物の窓から見える範囲で、以下のポイントを確認しましょう。

① 全体的な色褪せや変色

屋根の色が新築時や前回の塗装時と比べて、明らかに薄くなっていたり、まだら模様に変色していたりしないでしょうか。

色褪せは、塗膜が紫外線のダメージを受けている初期のサインです。

特に、遮熱塗料を塗っている屋根の場合、色褪せは遮熱性能の低下を意味します。

つまり、省エネ効果が薄れている可能性が高いということです。

見た目の変化は、機能低下のシグナルであると認識することが大切です。

② サビの広がり(折板屋根など)

多くの工場や倉庫で採用されている金属製の折板屋根は、サビのチェックが最も重要です。

特に、屋根材を固定しているボルトの周りは、雨水が溜まりやすく、塗膜が傷みやすいため、サビの起点となりがちです。

ボルト周りから赤茶色のサビ汁が流れているような跡があれば、かなり劣化が進行している証拠です。

このサビを放置すれば、やがてボルトごと腐食し、強風時に屋根が飛散する原因にもなりかねません。

③ 塗膜の剥がれ

屋根の塗膜が剥がれている場合も、外壁と同様に非常に危険な状態です。

剥がれた箇所から雨水が侵入し、下地である金属屋根材の腐食を急速に進行させます。

もし、地上からでも明らかに塗膜が剥がれているのが見えるようであれば、すでに見えない部分ではさらに広範囲に劣化が進んでいる可能性があります。

このような場合は、専門家による詳細な調査が急務です。

なお、最近ではドローンを活用した安全な屋根診断も可能になっています。

劣化サインを見つけたら?放置するリスクと専門家に相談するタイミング

さて、ここまでセルフチェックの方法をご紹介してきましたが、もし一つでも当てはまる項目があった場合、どのように対応すればよいのでしょうか。

放置が招く深刻なトラブルとコスト増

「まだ大丈夫だろう」と劣化サインを放置することは、百害あって一利なしです。

なぜなら、小さな劣化は時間とともに必ず大きな問題へと発展し、結果的にはるかに高額な修繕費用が必要になるからです。

例えば、小さなひび割れを放置した結果、雨漏りが発生。

その結果、建物内部の機械設備や大切な製品が水浸しになり、操業停止に追い込まれる…といった最悪のケースも考えられます。

また、構造体の腐食が進行すれば、塗装工事だけでは済まなくなり、数百万円、場合によっては数千万円単位の修繕費用が発生することもあります。

したがって、「まだ大丈夫」ではなく、「今のうちに」という意識を持つことが、コストを抑え、建物を守る上で最も重要なのです。

専門家への相談を推奨する「危険度」の目安

ご自身の判断に迷う場合は、以下の基準を参考にしてください。

一つでも当てはまれば、専門の塗装業者に一度、詳細な診断を依頼することをおすすめします。

  • 幅0.3mm以上(名刺の厚みが目安)のひび割れがある
  • 手のひらサイズ以上の塗膜の剥がれや膨れがある
  • 広範囲にわたってチョーキングがひどく、元の色が分からなくなっている
  • ボルト周りだけでなく、屋根や壁の平面部にもサビが広がっている
  • 室内に雨染みやカビなど、雨漏りの兆候が見られる

これらの症状は、建物の保護機能が著しく低下しているサインであり、専門的な判断と対処が必要です。

まとめ 計画的なメンテナンスで、大切な資産を守り抜く

今回は、年末にぜひ実施していただきたい工場・倉庫の塗装劣化セルフチェックの方法について解説しました。

建物の塗装は、人間で言えば「皮膚」のようなものです。

傷を放置すれば、そこから菌が入り込み、体全体に影響が及ぶように、建物の塗装劣化もまた、構造全体の寿命を縮める深刻な問題へと発展します。

だからこそ、定期的に建物の状態をチェックし、問題が小さいうちに対処する「予防保全」の考え方が非常に重要になるのです。

その結果、突発的な大規模修繕による大きな出費や生産活動への影響を未然に防ぎ、長期的な視点で資産価値を維持することができます。

この記事が、貴社の工場・倉庫の健康状態を見直すきっかけとなれば幸いです。

私たち「イマガワペイント」は、塗装のプロフェッショナルとして、建物の状態を正確に診断し、それぞれの工場・倉庫に最適なメンテナンスプランをご提案することを使命としています。

もし、今回のチェックでご心配な点が見つかったり、専門家の意見を聞いてみたいと思われたりした際は、どうぞお気軽にご相談ください。

広島県・岡山県エリアで工場・倉庫の塗装、塗床、雨漏り修理をご検討の際は、
豊富な実績と専門知識を持つ「イマガワペイント」にぜひお任せください。


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