岡山県・広島県の倉庫・工場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、雨漏り修理は工場塗装のイマガワペイント にお任せください!塗装専門店としての経験と知識を活かし、お客様の大切な建物を守ります。
「エネルギーコスト、なかなか下がりませんね…」
岡山・広島で工場や倉庫を営む方から、電気代のお悩みを本当によく伺います。
そんな中、太陽光発電のFIT(固定価格買取制度)に、工場・倉庫の屋根にとって見逃せない変化が起きています。
2025年度の下半期から「初期投資支援スキーム」という新しい二段階の固定価格が導入され、
2026年度も事業用の屋根設置に適用されているんです。
国が”建物の屋根の活用”を後押しする流れの中で、広い屋根を持つ工場・倉庫が主役になりつつあります。
私たちイマガワペイントは、岡山・広島で工場や倉庫の屋根・外壁塗装をずっと手がけてきた地元の塗装屋です。
ただ、屋根を知り尽くした塗装屋としてお伝えしたいのは、パネルを載せる”前”に確認してほしい「屋根の状態」の話でもあります。
このコラムでは、2026年度のFITのしくみをかみ砕きつつ、倉庫オーナーが何をチェックすべきかまで、正直にお話ししていきますね。
なぜ今、2026年度も屋根設置の太陽光が注目されるのか

「初期投資支援スキーム」とは—前半を手厚くする二段階の固定価格
まずFITは、太陽光でつくった電気を、決められた価格・期間で電力会社が買い取る制度です。
この買取価格は長い目で見れば下がってきましたが、2025年度の下半期(2025年10月の認定分から)、少し毛色の違うしくみが導入されました。
それが「初期投資支援スキーム」です。
名前はいかついですが、中身は”最初の数年だけ単価を高くして、その後を抑える”という二段階の固定価格。
事業用の屋根設置なら、前半が高めの単価、後半が低めの単価という形になります。
ここで大切なのは、これは2026年度に突然始まったものではなく、2025年度の下半期から続いている制度だということ。2026年度も、この二段階の体系が屋根設置に適用されています。
▶ 経済産業省|調達価格等算定委員会(年度ごとの買取価格を決定する審議会)
ねらいは「投資回収の早期化」—国民負担に中立な形で
なぜ前半を厚くするのか。ねらいは、設置した会社が初期費用をできるだけ早く回収できるようにすることです。
国も「国民負担に中立的な形で、投資回収の早期化を図る」と説明しています。
ただし後半の単価は下がるので、20年トータルの平均でみると、以前の一律価格より少し低くなります。
収入の総額が増えるというより”早く回収できる”のがこの仕組みの本質、と理解しておくのが正確です。
電気代の高止まりと、遊んでいる広い屋根
電気料金は燃料価格や政策によって上下を繰り返しますが、震災前と比べれば高い水準が続いています。
発電した電気を自社で使えば、その分だけ買う電気を減らせますよね。
だからこそ、使っていない広い屋根に注目が集まっています。
太陽光と合わせて考えたい遮熱塗装による経費削減の考え方も、あわせて知っておくと選択肢が広がりますよ。

【数字で早わかり】2026年度・屋根設置型の買取価格はいくら?

屋根設置「10kW以上50kW未満」は1〜5年目19円・6〜20年目8.3円
ここでは、工場・倉庫の屋根で選ばれることの多い「10kW以上50kW未満」を例に見ていきます(大型工場では50kWを超えることもあります)。
この区分の2026年度の買取価格は、1〜5年目が19円/kWh、6年目から20年目までが8.3円/kWhという二段階です。(※表中の価格は制度上の基準額です。FIT認定事業者が課税事業者の場合は消費税相当額が加算され、免税事業者の場合は同額に消費税を含みます。)
前半の売電収入を手厚くし、6年目以降は、購入電力単価や自社の使用状況によって、余剰売電より自家消費を優先したほうが経済的になりやすい設計です。
買取期間は20年—ただし「同じ単価が20年」ではない
買取期間そのものは20年です。住宅用(10kW未満)の10年に対して倍の長さで、面積の広い工場・倉庫の屋根ではこの長さが効いてきます。
ただし「20年ずっと同じ単価」ではなく、あくまで19円と8.3円の二段階で計20年、という点は押さえておきましょう。
「平均では少し下がる」の正しい読み方と、再エネ賦課金の話
前半を厚くしたぶん、同じ発電量で単純に計算すると20年平均の単価はむしろ少し下がります。
あくまで回収の”前倒し”であって、もらえる総額が増えるわけではない、と押さえておくと判断を誤りません。
あわせて、電気料金に上乗せされる再エネ賦課金は2026年度で4.18円/kWhです(2026年5月分から2027年4月分に適用)。
費用の全体像は塗装や工事にかかる費用の考え方とセットで把握しておくと安心です。
なぜ”地上”より”工場・倉庫の屋根”に支援が重点化されているのか

地上設置は2027年度以降、原則として新規支援の対象外へ
「太陽光といえば空き地の地上設置では?」というイメージも根強いですが、国の支援は屋根へと重点を移しています。
事業用の地上設置型は、2027年度以降、原則としてFIT・FIPの新規認定(支援)の対象外になる見込みです(2026年度の落札案件や、すでに認定済みの設備は別です)。
一方、屋根設置型は2027年度もFIT・FIP制度の支援対象です。
これから新しく国の支援で始めるなら、屋根が中心になっていく—そんな流れなんですね。
屋根に重点化された背景は「ひとつではない」
屋根に重点が置かれる理由は、ひとつではありません。
地域との共生、適地(設置に向いた土地)の減少、安全性、そして設備コストの低下による自立化など、複数の政策判断が背景にあります。
「森林を切り開かずに、もともとある屋根を活かす」という発想も、そのひとつです。
広い屋根は有利。ただし「広いだけで有利」とは限らない
広い屋根はたくさんのパネルを載せられるので、その点では有利です。
ただ「広いだけで有利」とは限りません。屋根の構造が重さに耐えられるか、日陰はないか、屋根自体があと何年もつか、昼間にどれだけ電気を使うか、電力会社の系統につなげるか—こうした条件がそろって初めて活きてきます。
折板屋根や波型スレートなど工場・倉庫の屋根の種類によっても載せ方や注意点が変わるので、まずは自分の屋根を知ることが第一歩です。

FITで得するはずが…倉庫オーナーが確認しておきたい”3つのポイント”

ポイント①:自家消費30%以上の「地域活用要件」
いい面の多いFITですが、条件もあります。
10kW以上50kW未満の区分には「地域活用要件」があり、原則として発電した電気の30%以上を自家消費する計画が必要です。
さらに、災害時に使える自立運転機能(給電用コンセントなど)も求められます。
「全部売ればいい」という計画だと要件を満たせず、確認・指導・改善命令などの対象になり得ます。
まずは自社の電気の使い方を見きわめておきましょう。
ポイント②:申請・系統接続にはリードタイムがかかる
FITは年度ごとに価格が決まり、申請にも期限があります。
書類の準備や電力会社との系統接続の手続きには、想像以上に時間がかかることも多いんです。
導入する年度が決まっているなら、早めに動くほうが安心ですよ。
特に地上設置は2027年度以降に新規支援が終わる見込みですから、地上を検討している場合は、より計画的に進める必要があります。
ポイント③:屋根の状態を見ずに載せると、数年後に雨漏り
そして、私たち塗装屋がいちばん気にかけているのがこれです。
劣化した屋根に、状態を確認しないままパネルを載せてしまうケース。
数年後に雨漏りが起きても、パネルが邪魔で手をつけにくい—そんな現場を、私たちは見てきました。
雨漏りの原因と対策は、載せる前にこそ知っておいてほしい話なんです。


【最重要】パネルを載せる前に。屋根の”点検”と、必要な改修

沿岸部の塩害対策は「専用の防錆」—遮熱塗装とは別物です
ここからが、地元の塗装屋として一番お伝えしたい話です。
岡山・広島には沿岸部も多く、海に近い立地では潮風による塩害を受けやすくなります(もちろん内陸部もあり、県全体が一律に塩害地域というわけではありません。
海岸からの距離や風向き、メーカーの塩害地域区分での確認が必要です)。
塩分を含んだ風は、屋根の金属部やパネルの架台・ボルト・接合部の腐食を進めます。
ここで大切なのは、塩害対策と遮熱塗装は別物だということ。
塩害には、塩害対応の架台や締結部材、防錆の下塗り、異種金属どうしの絶縁といった専用の対策が要ります。
一方遮熱・断熱塗料は、屋根表面の温度や室内の暑さを抑えるためのもの。
目的が違うので、塩害対策とは分けて検討しましょう。

設置前は工事しやすいタイミング。ただし塗装だけが正解とは限らない
屋根設置の買取期間は20年。
長い間パネルが載り続け、その間は屋根のメンテナンスがしづらくなります。
だから、パネルを載せる”前”は、屋根に手を入れる合理的なタイミングです。
ただし、すべての屋根に塗装が最適とは限りません。
傷み具合によっては、カバー工法や葺き替え、下地の補強、防水層の更新が必要なこともあります。
まずは屋根が今どんな状態なのかを、屋根外壁の無料診断で確かめておくことをおすすめします。


後から直すと費用が増えやすい。設置後の定期点検もセットで
パネルを載せたあとで屋根に手を入れるとなると、範囲や架台の方式によってはパネルの脱着や足場が必要になり、その分の費用が上乗せされます。
工場・倉庫は規模が大きいぶん金額もそれなりになりがちですが、公的な標準価格があるわけではないので、実際は現地の見積りで確認しましょう。
だからこそ、設置前に必要な改修を済ませておくと無駄が少なくなります。
そして忘れてはいけないのが、設置後の定期点検。
太陽光発電協会(JPEA)は、50kW未満の一般用設備について、4年に1回以上の定期点検を案内しています。
一方、50kW以上の自家用設備では、保安規程に基づく、より頻繁な点検が必要です。設備容量や契約区分に合った点検計画を立てましょう。
事前の改修と定期点検の両輪で、雨漏りや腐食のリスクを抑えていきましょう。
▶ JPEA 太陽光発電協会|メンテナンスや点検はどうすればいいですか?
岡山・広島で失敗しないための進め方|イマガワペイントができること
自社施工を中心に、必要に応じて専門業者と連携
私たちイマガワペイントは、下請けに丸投げせず、できるだけ自社の職人が施工することを大切にしています(太陽光の工事などは、内容によって協力業者と連携することもあります)。
あいだに何社も入るほど手数料は積み上がりますから、直接施工できる部分では、商流のコストを抑えやすくなります。
実際にどれくらい費用を抑えられるかは条件次第ですので、比較のお見積りで確かめていただくのがいちばんです。私たちが選ばれている理由も、よければご覧ください。

屋根の状態診断から、導入時期に合わせた準備の段取りまで
岡山・広島の気候や屋根の傷み方を地元で見てきたのは、私たちの強みです。
「そろそろFITを検討したいけれど、うちの屋根は大丈夫だろうか」—そんなご相談に、屋根の状態診断から、導入したい時期に合わせた準備の段取りまで、丁寧にお手伝いします(FITの申請実務そのものは、太陽光の事業者や専門家と役割を分担しながら進めます)。
これまでの施工事例や施工までの流れも参考にどうぞ。

まずは無料の屋根点検・シミュレーションから
2026年度も、工場・倉庫の屋根は太陽光にとって追い風の環境です。
でも、その追い風を受け止められるかは、足元の「屋根の状態」しだい。
「うちの屋根、太陽光を載せて大丈夫かな」と少しでも気になったら、まずは屋根外壁の無料診断と見積りシミュレーションから始めてみませんか。
ご不明な点は、どうぞお気軽にお問い合わせください。地元の塗装屋として、あなたの倉庫の屋根を、これからも一緒に守らせてください。












