広島県福山市の 倉庫・⼯場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、雨漏り修理は
工場塗装のイマガワペイントにお任せください。
塗装専門店としての経験と知識を活かし、工場塗装のイマガワペイントが、
今回は「地域貢献にも繋がる太陽光発電 産業用太陽光発電システムの導入事例」を詳しく紹介いたします。
太陽光発電は、様々な業界で導入が進んでいます。ここでは、業界別に導入事例とメリット、導入時のポイントをご紹介します。
環境省 太陽光発電の導入支援サイトでは、再生可能エネルギー事業事例集を掲載しています。
太陽光発電の導入支援サイト | 地球環境・国際環境協力 | 環境省
今回は、上記の導入事例からいくつか紹介いたします。
事例1 【PPA】オンサイトPPA方式で太陽光発電設備と蓄電池を導入した事例
オンサイトPPA方式とは、オンサイトPPA方式とは、第三者所有モデルに基づいた太陽光発電システム導入方式の一つ。
PPA事業者(第三者)が、顧客の屋根などに太陽光発電システムを無償で設置し、
顧客は、PPA事業者から発電された電気を購入します。
電気料金は、従来の電力会社から購入するよりも割安に設定されることが一般的です。
株式会社協同電子工業 北茅原工場
CO2排出抑制および電力コストの低減を図るため、太陽光発電設備及び蓄電池を導入。
◆ 導入設備、事業の効果(申請書類データによる)
太陽光発電容量(パワコン出力)+蓄電池容量 | 太陽光239.8kW+蓄電池15kWh |
太陽光発電 | 自家消費率 66.71% |
設備導入形式 | PPA方式 |
事業費 | 総事業費:3095万1685円 |
事業開始 | 2022年12月 |
平均年間CO2削減率(削減量) | 33.5%(69.7 t-CO2/年) |
1. SDGsへの貢献
- PPA事業者との連携による地域貢献
PPA(電力販売契約)締結にあたり、発電による収益の一部を地元の教育機関へ寄付。
これにより、地域社会への貢献と再生可能エネルギーの普及啓発 - サプライチェーン全体のBCP強化
サプライチェーンにおける重要な役割を担う当社は、事業継続計画(BCP)対策として、自立運転機能付きのパワーコンディショナーと蓄電池を導入。
これにより、災害時など電力供給が不安定な状況下でも、工場の必要最低限の稼働を維持できる体制に。 - SBT達成に向けた最大限の発電容量確保
CO2排出量削減目標(SBT)の達成に向け、工場屋根を施工しやすい折板屋根にすることで、
屋根全面に太陽光パネルを設置し、発電容量の最大化を図った。
2. 補助事業活用の効果
- CO2排出量削減
太陽光発電システムの導入により、自社だけでなくサプライチェーン全体でのCO2排出量削減。 - コスト削減
PPA方式の導入により初期投資を抑制し、さらに補助金の活用により導入コストを大幅に削減。
また、再生可能エネルギー由来の電力を使用することで、電力コストの低減(再エネ賦課金や燃料費調整額の不適用)や、ピークカットによる電気料金の抑制。 - 電力の地産地消
本プロジェクトを通じて、地域で発電した電力を地域で消費する「地産地消」を推進し、地域社会への貢献。
日本興運株式会社 中央物流センター
再生可能エネルギーへ切り替え、温室効果ガスの排出抑制を図るとともに、事業実施先で停電が発生してもPCSの自立運転機能と大型蓄電池によって非常用電源を確保。
◆ 導入設備、事業の効果(申請書類データによる)
太陽光発電容量(パワコン出力)+蓄電池容量 | 太陽光130kW+蓄電池172.8kWh |
太陽光発電自家消費率 | 85.63% |
設備導入形式 | PPA方式 |
事業費 | 総事業費:3674万1000円 |
事業開始 | 2023年4月(予定) |
平均年間CO2削減率(削減量) | 50.5%(61.6 t-CO2/年) |
1. 導入検討時の工夫点
- PPA方式による導入コスト抑制
初期費用が不要で、かつ契約期間中の太陽光パネル等のメンテナンスも事業者に委託できるPPA方式を採用することで、導入における費用負担を軽減。 - 蓄電池設置によるBCP強化
電力供給が不安定な状況下においても事業を継続できるよう、蓄電池を設置し、停電時などに一時的な電源として活用できる体制に。
2. 補助事業活用の効果
- 光熱費削減による経済性の向上
太陽光発電システム導入により、光熱費の一定の削減効果見込み。
今後、再エネ賦課金の増加や光熱費の高騰が続くと予想される中、更なる費用面でのメリットを期待。 - CO2排出量削減による環境負荷低減
使用電力の一部を再生可能エネルギーで賄うことで、CO2排出量削減に貢献。
これは、カミグループ全体で取り組むSDGs活動の一環としても重要な役割を果たす。
事例2 【リース】リース形式で太陽光発電設備と蓄電池を導入した事例
リース形式の太陽光発電設備とは、太陽光発電システムをリース会社が所有し、利用者に貸し出すシステムです。
利用者は、毎月のリース料金を支払うことで、太陽光発電システムを利用できます。
株式会社日本ピーエス 本社・敦賀マニュファクチュアリングセンター
日中余剰となった発電電力を蓄電池に充電し、日没後に放電・自家消費する。
一方、蓄電池に自立運転機能を持たせ、常に一定量を充電することで、災害時・停電時の非常用電力も常時確保する。
◆ 導入設備、事業の効果(申請書類データによる)
太陽光発電容量(パワコン出力)+蓄電池容量 | 太陽光700kW+蓄電池750kWh |
太陽光発電自家消費率 | 81.95% |
設備導入形式 | 太陽光発電設備:ファイナンスリース 蓄電池:自己所有 |
事業費 | 総事業費:2億4030万円 |
事業開始 | 2023年1月 |
平均年間CO2削減率(削減量) | 49.8%(310.84-CO2/年) |
1. 導入の背景
CO2削減を積極的に推進する中で、本社と敦賀MCの消費電力における再生可能エネルギー比率100%達成を目標。
その実現に向けた取り組みの一つとして、工場屋根を活用した自家消費型の太陽光発電設備導入を決定。
2. 導入検討時の工夫点
- CO2削減効果を最大化するシステム設計
再生可能エネルギー比率50%以上を目標に設定し、CO2削減効果を最大化できるよう、太陽光発電システムと蓄電池の最適な容量を決定。 - 安全性と運用効率を重視した蓄電池の選定
太陽光発電システムによる自家消費率の最大化と、設備運用の容易さを考慮し、蓄電池には以下の点を重視して選定。
太陽光発電設備と同等の20年の設計寿命を有する。危険物に該当せず、特別な防火設備が不要なレドックスフロー電池を採用。
3. 補助事業活用の効果
補助事業の活用により、大規模な設備投資が可能となり、工場の電力需要を超える発電量を持つ太陽光発電システムと大型蓄電池を導入。その結果、再生可能エネルギー比率50%を達成。
事例3 【自己所有】自己所有形式で太陽光発電設備と蓄電池を導入した事例
自己所有形式の太陽光発電設備とは、利用者が太陽光発電システムを購入し、設置・運用する方法です。
初期費用はかかりますが、長期的な運用により経済的なメリットを得られる可能性があります。
株式会社藤田エンジニアリング 本社
企業本社の脱炭素化、BCP強化、および、電力コスト上昇への対応を図る。
平時の電力消費を再生可能エネルギーに置き換えて二酸化炭素の削減に寄与し、土日休日の余剰電力は蓄電池に充電し、日没後に放電する事例。
◆ 導入設備、事業の効果(申請書類データによる)
太陽光発電容量(パワコン出力)+蓄電池容量 | 太陽光11kW+蓄電池15kWh |
太陽光発電自家消費率 | 86.88% |
設備導入形式 | 自己所有 |
事業費 | 総事業費:480万円 |
事業開始 | 2022年9月 |
平均年間CO2削減率(削減量) | 44.82%(4.24 t-CO2/年) |
1. 導入の背景
FIT制度を活用し、既に太陽光発電システムを導入していたが、
更なる環境負荷低減とコスト削減を目指し、未活用の屋根スペースを活用した太陽光発電設備の増設を決定。
2. 補助事業活用の効果
- 遮熱効果による空調負荷削減
空きスペースに太陽光パネルを設置したことで、屋根への直射日光を遮る効果が生まれ、工場内の温度上昇を抑制。
空調機器の使用電力削減による更なるコスト削減効果を期待。 - 自家消費による電気料金削減
発電した電力を自家消費することで、電力会社からの購入電力量を削減し、電気料金の削減。 - 蓄電池設置によるBCP強化
太陽光発電システムと連携した蓄電池を設置したことで、停電時にも電力の供給が可能となり、
事業継続性の強化と安心感に繋がっている。
事例4 ソーラーカーポートの導入事例
ソーラーカーポートとは、太陽光発電システムを搭載した屋根付きの駐車場のことです。
産業用太陽光発電システムにおいてソーラーカーポートを導入するとは、工場や倉庫、オフィスビルなどの事業所の
駐車場にソーラーカーポートを設置し、発電した電力を事業用電力として活用する。
ワクラ村田製作所カーポート型太陽光発電設備導入事業
地域貢献とグループ全体への普及促進を目的とした太陽光発電設備。
環境学習を通じ、近隣小学校への環境教育を支援し、当設備をモデルケースとしてムラタグループ内での導入拡大を目指す。
◆ 導入設備、事業の効果
発電容量 | 太陽光パネル出力 695kW パワコン出力 550kW |
設置タイプ | 太陽光発電一体型(駐車場:約200台分) |
電力使途 | 全量自家消費 |
事業費 | 総事業費:約17,300万円 (うち補助額:約5,000万円 補助率:1/3) |
事業開始 | 2023年1月(予定) |
再エネ消費比率※ | 事業実施前:0% 事業実施後:21% ※事業者が日中の稼働時間を想定して算出した値 |
CO2削減効果 | 372t-CO2/年 |
施設のCO2削減率 | 11% |
1. ソーラーカーポート事業への取り組みの背景
村田製作所グループは、「気候変動対策の強化」を重点課題に掲げ、持続可能な脱炭素社会の実現と気候変動によるリスク管理に積極的に取り組む。
RE100への加盟やSBT認定取得など、積極的な設備投資による再生可能エネルギーの利用拡大を推進。
2. ソーラーカーポート導入における工夫点
約200台分の駐車場に設置したソーラーカーポートには、北陸地方の気象条件と立地を考慮し、積雪や塩害に対応する専用架台と両面発電パネルを採用。これにより、安全かつ効率的に発電できるシステムを実現。
また、パネル自体を屋根材として使用できる構造を採用することで、従来の屋根材が不要となり、コスト削減と採光性の確保を両立。
3. 今後の課題
今後は、自社製蓄電池を導入することで、太陽光発電システムで発電した電力の自家消費率向上と、再生可能エネルギーの更なる利用拡大を目指す。
今回は「地域貢献にも繋がる太陽光発電 産業用太陽光発電システムの導入事例」を詳しく紹介いたしました。
今回は、企業が環境負荷の軽減、コスト削減、および事業の電力インフラ・システムを向上を実現する手段として、産業用太陽光発電システムの導入事例を紹介しました。
導入には初期費用、設置スペース、設置場所の気象条件などを検討する必要がありますが、補助金制度の活用、PPA、リースなど様々な導入方法があり、最適な方法を選ぶことが可能です。
脱炭素社会の実現に向けて、太陽光発電システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
イマガワペイントでは、
シャッターの塗装だけでなく、
屋根塗装、外壁塗装も承ります。
地元密着・信頼度No.1の
イマガワペイントが
相談や点検、修理まで承っております。
まずはお気軽にご連絡ください。
もちろん、お見積り前の
現地調査、ご相談は無料です!
お気軽にご相談ください!