工場や倉庫の塗装において、どの業者に依頼するかは、工事にかかるコストや塗装の仕上がりに大きく影響が出ます。
「大手の建設会社から工場の塗装をした方がいいと言われた」
「いつも水回りの工事をお願いしているところだから、外壁の塗装も任せようかな」
このようなきっかけや理由から業者を即決してしまうと、後々「他の業者に任せるべきだった・・」と後悔してしまう可能性が高くなります。
住宅の塗装工事とは違い、面積が大きい工場や倉庫の塗装工事では、大手建設会社が下請けに依頼する際に発生する”中間マージン”も多くなり、その分皆さんが高い工事金額を払うことになることもあるので注意が必要です。
そこで今回は・・
- 中間マージンでなぜコストが高くなってしまうのか
- 工場や倉庫の塗装・改修工事の業者を選ぶ際はどのようなことに気をつけるべきなのか
このような内容を解説していきます!
そろそろ塗装をしなければいけないと思っている皆さんは、是非参考にしてみてください。
なぜ”下請け”では塗装工事価格が高くなるのか?
工場や倉庫の塗装工事を行う業者は様々あります。
- 大手建設会社
- リフォーム会社
- 塗装を専門で行っている会社
それぞれが強みを持っていることは確かですが「自社施工」で行っていない業者には注意しましょう。
冒頭でもお伝えしたように「中間マージン」が発生することで、その分工事金額が高くなってしまうというデメリットがある為です。
自社施工ではなく、下請けである会社に塗装工事を任せている場合、下記の図のような流れで塗装を実際に行う職人まで連絡がいくようになります。
下請けに塗装工事を依頼する場合
A社からB社へ施工の依頼をするので、A社とB社どちらも「利益」が欲しくなります。
一方、皆さんがB社の職人に直接依頼した場合は、必要なのはB社の利益だけです。
すると・・
【下請けに依頼するA社から提示された金額】
塗装金額50万 + A社の利益20万 + B社の利益20万 =90万
【B社に直接依頼した際に提示された金額】
塗装金額50万 + B社の利益20万 =70万
このように、トータル金額で20万の差がひらいています。
そして、この20万の差額が「中間マージン」の影響なのです。
見積書にはストレートに「利益」とは記載されていませんが、提示された金額の中には必ずそれぞれの会社の利益が含まれています。
塗料の質や塗装の技術に関わる部分ではないので、依頼する側としてはできる限り払いたくない部分になるでしょう。
ですので、業者選びをする際は中間マージンを払う必要がない「自社施工」を徹底しているところを選ぶのがおすすめです!
専門性で劣るのはなぜか?
先ほどお伝えしたように、下請けに塗装工事を依頼している会社である場合、皆さんの元に訪れるのは「現場を知らない営業マン」であることが多いです。
そのため、打ち合わせの内容は専門性で劣ることがあるので注意しましょう。
打ち合わせをする人が専門性があり、塗料や塗装工事について詳しい人であれば、現場の状況や打ち合わせの中での話から、よりよい提案をしてくれることがあります。
しかし、仕事をとってくることが業務である営業マンではそれは叶いません。
より安心して塗装工事をお任せしたいというのなら、専門性のある人と打ち合わせができる業者を選ぶ方がよいでしょう。
連絡事項が現場に伝わらないことも?
皆さんが打ち合わせをした営業マンから、実際に塗装工事を行う職人に伝わるまで、何人もの人が間に入る場合があります。
すると、打ち合わせをした内容が正確に伝わっていなかったり、変更したい部分や注意点が職人の耳に届いていなかったりすることがあるので注意しましょう。
「聞いていませんでした」では済まされない失敗をされてしまうこともあります・・。
それぞれが責任逃れをするような業者も中にはあるようなので、しっかりと責任感をもって対応してくれる業者を見極めることが大切です。
工場や倉庫の塗装・改修工事で損をしない為には相見積もりが必須!
さて、これまで工場や倉庫の塗装・改修工事を依頼する業者選びにおいて、気をつけておきたいポイントをお伝えしてきました。
お伝えしてきたようなポイントを把握した上で、必要なのが「相見積もり」です。
実際の金額を比較することで、下記のようなメリットを得ることができます。
- 適切な相場感
- 見積もり内容を比較
- 悪質業者を見抜く
工場や倉庫の塗装工事は、とても大きな金額になる工事です。
1社で決めてしまわず、しっかり比較検討を行っていきましょう。
相見積もりで得られるもの ①適切な相場感
Webやチラシで工場や倉庫の大まかな金額については記載されていますが「自分の工場や倉庫」の塗装金額がいくらになるのかは記載がありません。
実際に現地調査をしてもらった上で、どれくらいの金額がかかるのか、見積もりを出してもらう必要があります。
しかし、見積もりを1社だけいただいても「まあ、こんなものなのかな」と思うしかありません。
3〜5社の見積もりが揃うことでやっと「金額の比較」ができるのです。
その中で明らかに高い金額や、逆に安すぎる金額になっていた場合は「ちょっと怪しいかもしれない」と感じますよね。
そんな「適切な相場感」を得られるのが相見積もりの大きなメリットです。
見積もりを1社のみに依頼して明らかに高い金額で受注してしまわないように、気をつけましょう。
ちなみに・・弊社では工場や倉庫の「面積別」や「塗料の種類別」に価格を算出できるシステムをホームページ上に公開しています。
皆さんと同じ条件の工事があれば、検索でヒットするようになっていますので、こちらも是非活用してみてください。
相見積もりで得られるもの ②見積もり内容を比較
見積書に記載されているのは金額だけではありません。
「使う塗料」や「必要な材料」の記載もあります。
3〜5社の見積書を用意することで「塗装工事に必要なもの」をあらかた把握する事ができます。
- この業者は足場代無料になっているけど、他の業者は20万円も入っている!
- 高圧洗浄がこの業者だけ入っていない
- 見積書の記載が簡易的すぎて比較ができない!
このように感じることがあるでしょう。
上記のような不明点があったら、遠慮せず見積書をいただいた業者に質問してみてください。
そういった質問への対応についても、評価対象となります。
素人である皆さんに対して、丁寧に説明してくれる業者は、作業やアフターサービスについても良心的であることが多いですよ♪
相見積もりで得られるもの ③悪質業者を見抜く
相見積もりをすることで、悪質な業者を見抜くことができます。
特に「無料サービス」や「1週間以内にご契約なら20%OFF」等、値引きの話を持ちかけてくるような業者には注意しましょう。
他の業者の見積書には、そのようなことは書いていないはずです。
最初から値引きすることが決定している場合は、見積書の価格は通常よりも高く設定されていることが多くあります。
「こんなに値引きしてくれるのですか!」と舞い上がってしまわず、最初から値引きするために設定された金額であるのではと疑うようにしましょう。
工場や倉庫の塗装・改修を行うならイマガワペイントにご相談ください!
さて、今回は「工場や倉庫の塗装・改修工事業者の選び方」について詳しくお伝えしてきました。
下請けに工事を依頼するという形態の業者に塗装・改修工事を依頼することで発生するデメリットは下記の通りです。
- 中間マージン(余分な利益額)で全体の工事金額がアップ
- 専門性が劣るスタッフと打ち合わせをしなければいけない
- 連絡事項が塗装工事を行う職人に伝わっていないことがある
大きいところでは「中間マージン」による工事金額アップに注意したいです。
3〜5社に相見積もりをして、塗装・改修工事の相場や内容を理解した上で、依頼する業者を決定していきましょう!
イマガワペイントでは『中間マージン0円』で施工させていただいています。
工場や倉庫の塗装・改修を行うなら弊社に是非ご相談ください。