塗床工事の工程とメリット

広島県福山市の 倉庫・⼯場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、雨漏り修理は

工場塗装のイマガワペイントにお任せください。

塗装専門店としての経験と知識を活かし、工場塗装のイマガワペイントが、

今回は「塗床工事の工程とメリット」を詳しく紹介いたします。

塗床工事は工場の床面を保護し、安全に仕事をするための重要な工事です。

具体的な工程とそのメリット、塗床工事と床塗装の違いや使用される原材料についてもご紹介します。

目次

塗床工事の工程

この章では塗床工事の工程を見ていきましょう。

現場状況の確認

塗床工事の最初のステップは、現場の状況確認です。

床の状態を確認し、どういった工事が必要になるのかを調査します。

ひび割れや損傷がある場合は修復するための計画を立て、床の平滑性の確認、油分や汚れの有無にいたるまで細かくチェックします。

現場状況の確認は工事の進み具合や完成度に関わってくるため、とても重要な作業です。

養生

次は、養生作業です。

塗床工事中に他の部分が汚れたり傷ついたりしないよう、ビニールシートやテープで保護します。

養生は施工環境を整え、仕上がりをよりよくするために重要です。

塗料やゴミが施工部分以外に付着すると傷んでしまうこともあるので、他のエリアを守る役割を果たします。

下地処理

塗床工事の品質を左右するのが下地処理です。

既存の床面の清掃や凹凸の修正、油汚れの除去などをおこないます。

この工程をしっかりおこなうことで塗料が密着しやすくなり、仕上がりが綺麗になります。

下地処理を怠って油分や汚れが残ったまま施工をおこなうと、塗料の剥離や浮きが発生しやすくなります。

下地処理には研磨やサンドブラストなどの方法が用いられ、表面を均一に整える役割があります。

プライマー処理

下地処理が完了したら、プライマーを塗布します。

プライマーは塗料を密着しやすくさせ、長持ちさせる役割を持ちます。

そのため施工に合ったプライマーを選び、ムラ無く塗ることが求められます。

プライマー処理は塗膜の剥離を防ぎ、塗料の性能を最大限に引き出すための重要な工程です。

下塗りと上塗り

プライマーが乾燥したら、下塗りと上塗りです。

下塗りは上塗りのための基盤を作るため、上塗りは耐久性を上げたり美観を工場させるためにおこないます。

塗料の選定や塗布方法は「床を特定の薬品に強くしたい」「防水性を高めたい」などの目的や環境に応じて決定し、上塗りは下塗りが完全に乾いてからおこなうことが重要です。

下塗りは厚みを持たせて耐久性を高める役割、上塗りは表面の仕上がりと保護性能を強化する役割を持ちます。

仕上げ

最後に仕上げ作業を行います。

これは、塗床工事の完成度を高めるために必要です。

表面の平滑化や艶出し、さらに必要に応じて追加のコーティングを施します。

仕上げにより、床面の美観と耐久性がさらに向上します。

仕上げ工程では、最終的なチェックと微調整を行い、完璧な状態に仕上げます。

塗床工事のメリット

この章では、塗床工事のメリットを4つご紹介します。

耐衝撃性と耐紫外線性が上がる

塗床工事は床面の耐衝撃性を上げることができます。

重機や物品の移動による衝撃に強くし、長期間にわたって床面を保護することが可能です。

また、耐紫外線性も兼ね備えており日光による劣化も防ぎます。

そのため屋外や直射日光があたる場所でも床面の劣化を防ぐことができるのです。

特に屋外施設や窓際の床面においては耐紫外線性がとても重要です。

防水性と耐薬品性が上がる

塗床工事により床面の防水性が高まります。

防水性が高まると水濡れによる床面の劣化や腐食を防ぎ、長期間にわたって使用可能です。

また、耐薬品性も高まるため化学薬品を使用する工場でも安心して利用できます。

防水性と耐薬品性の両方を持つ塗床は、食品工場や化学工場などさまざまな業種で広く使用されています。

滑りにくくなる

特定の塗料を使用することで、床面を滑りにくくすることができます。

これにより従業員が安全に労働できるようになり、労働災害のリスクを減らすことが可能です。

滑り止め効果のある塗料は、特に湿気の多い場所や水を使用する工程がある場所で効果を発揮します。

清掃の容易さ

塗床工事により床面が滑らかになり汚れやほこりが付着しにくくなるため、清掃が簡単になります。

清潔な環境を保つことができるため、衛生管理が重要な食品工場や医薬品工場などで特に効果的です。

塗床工事と床塗装の違い

「塗床工事と床塗装は同じ」だと思っている方も多いのではないでしょうか。

実はこの2つには違いがあります。

塗床工事は床面全体を厚く塗り、耐久性や機能性を高めることを目的としています。

床面の保護と機能性を向上させるために、エポキシやウレタンなどの厚膜塗料を使用します。

塗床工事は厚膜のため耐久性が高く、重機や薬品による損傷に強いのが特徴です。

また、防滑性や耐薬品性、防水性などの特性を持たせることができます。

一方、床塗装は主に見た目を綺麗にすることを目的として薄く塗料を塗る施工です。

塗床工事の塗料

塗床工事にはさまざまな塗料が使用されます。

主には、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂の3つです。

それぞれの材料には特有のメリットがあり、使用目的に応じて選ぶといいでしょう。

この章ではそれぞれの塗料の特徴をご紹介します。

エポキシ樹脂

エポキシ樹脂は優れた耐久性と接着性を持つ塗料です、

そのため多くの塗床工事で使用されます。

耐薬品性にも優れており、化学薬品を扱う工場に適しています。

エポキシ樹脂は硬化後に強靭な塗膜を形成し、高い耐摩耗性を持つため、重機が頻繁に行き交う場所でも使用できます。

さらに、エポキシ樹脂は、耐水性も高く、湿気の多い環境でも使用可能です。

ウレタン樹脂

ウレタン樹脂は柔軟性があり、耐衝撃性が高いことが特徴です。

そのため重機が頻繁に行き交う場所や、衝撃が多い場所に適しています。

ウレタン樹脂は、耐久性と柔軟性を兼ね備えており、振動や衝撃に対して優れた耐性を示します。

さらに、ウレタン樹脂は、紫外線に対する耐性も高く、屋外の床面にも適しています。

アクリル樹脂

アクリル樹脂は、乾燥が速く、施工時間を短縮できることが特徴です。

軽作業の工場や、短期間での施工が必要な場合に適しています。

アクリル樹脂は、速乾性があり、迅速な施工が可能なため、短期間での改修や補修工事に最適です。

また、アクリル樹脂は、耐候性にも優れており、屋外の床面にも適用可能です。

まとめ

今回は「塗床工事の工程とメリット」を詳しく紹介いたしました。

塗床工事は工場の床面を保護し、機能性を高めるために不可欠です。

その工程には現場状況の確認から仕上げまで、多くのステップがあります。

また、塗床工事には耐衝撃性、防水性、滑りにくさなど、多くのメリットがあります。

塗床工事と床塗装の違いや使用される原材料についても理解することで、適切な選択が可能となります。

工場の床面を長期間にわたり保護するために、塗床工事を検討してみてはいかがでしょうか。

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