工場や倉庫は、高温多湿になりやすく、カビが発生しやすい環境です。
湿気は不快なだけでなく、結露やカビが発生すると、
保管物に悪影響を及ぼし、品質低下や廃棄処分などの問題を引き起こす可能性があります。
そのため、工場や倉庫では、カビの発生を防ぐための防カビ対策が重要です。
今回は、なぜ湿気が発生するのか、どんな影響があるのか、
そして、どのように対策すべきかご紹介いたします。
1. 工場や倉庫に湿気が溜まりやすい理由
工場や倉庫に湿気が溜まりやすい理由はいくつかあり、原因を知っておくと対策しやすいですね。
まずは、工場や倉庫に湿気が溜まりやすい理由についてご紹介します。
1. 通気性のわるさ
工場や倉庫は、一般的に大きな空間を持ち、間仕切りが少なく天井も高いため、
空調効率が悪くなりがちです。
そのため、十分な通気が確保されていないことが多いです。
湿気が閉じ込められてしまい、カビの繁殖を促進します。
2. 水の浸入
工場や倉庫は、壁や床がコンクリートであることが多く、
それが水分を吸って溜め込み、吐き出されることによっても湿気が溜まってしまいます。
また、水を使う作業が多い工場や倉庫では、水蒸気が発生しやすく、湿気も溜まりやすくなってしまいます。
さらに、外部からの水の浸入にさらされることもあります。
雨水や洪水、漏水などが建物内に侵入すると、湿気が蓄積され、カビの発生源になりやすいです。
3. 断熱不足や老朽化
施工時の断熱不足や断熱材の老朽化などにより、工場や倉庫の内外の温度差が大きくなります。
この温度差によって、室内の空気中の湿気が凝結し、壁や床に水分がたまってしまうことがあります。
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工場や倉庫によってさまざまな要因がありますが、湿気が溜まりやすい環境です。
湿気の蓄積はカビの繁殖を促進し、建物や貯蔵物に損害を与える可能性があります。
適切な湿度管理とカビ対策の施工が重要です。
では、工場や倉庫の防カビ対策には どのような対策があるのでしょうか。
2. 工場や倉庫の防カビ対策例
では、工場や倉庫の防カビ対策には どのような対策があるのでしょうか。
一般的な対策例をいくつかご紹介します。
1. 温度や湿度の管理
カビの成長を防ぐためには、室内の温度と湿度を適切に管理することが必要です。
カビは一般的に湿度が60%以上で繁殖しやすくなります。
湿度コントロール装置の導入や適切な換気システムの設置を検討しましょう。
2. 防湿対策
カビの繁殖を防ぐためには、建物や倉庫の防湿対策が必要です。
外部からの水の浸入を防ぐために、防水層やシーリングを施工し、
地下室や地下倉庫の場合には防水処理を行うことが重要です。
3. 空気の循環
工場や倉庫内に溜まった湿気を追い出せるように
適切な空気の流れを確保することもカビ対策に役立ちます。
建物や倉庫の壁や床に通気孔を設けたり、
通気扇や換気システムを導入したり
新鮮な空気を循環させることで、湿気の抑制やカビの発生を防ぐことができます。
4. 防カビ塗料の使用
防カビ塗料を使用することで、壁や天井などの表面を保護し、カビの発生を防ぐことができます。
防カビ塗料には、抗菌・抗カビ効果があります。
また、長期間にわたって効果を持続させることができます。
5. 定期的な清掃と点検
工場や倉庫内の定期的な清掃と点検は、カビ対策の重要なひとつです。
定期的な清掃により、埃や湿気を取り除き、カビの発生を予防しましょう。
また、点検では早期にカビの発生や異常な湿度を発見することができます。
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3. 防カビコーティングとは
対策のひとつ、「防カビ塗料の使用」についてさらに詳しくご紹介します。
汚れにくい性質を持つ塗装を施すことで、
表面が汚れにくく、また汚れがついても落としやすくなり、
汚染に対するメンテナンスの手間を軽減させることができます。
防カビ塗料 防カビコーティングには、大きく分けて2種類あります。
・ 無機系防カビコーティング
・ 有機系防カビコーティング
工場や倉庫の防カビコーティングには、無機系コーティングがおすすめ!
無機系コーティングは、耐久性に優れているため、長期間カビを防ぐことができます。
また、無機系コーティングは、有機系コーティングに比べて価格が安いことが多いため、
工場や倉庫などの広範囲のコーティングにおいておすすめです。
工場や倉庫の防カビコーティングは、汚れによる建物の劣化を防ぎ、清潔な環境を保つ効果があります。
また、衛生面でも効果的で、
工場や倉庫の汚れ対策に悩んでいる方は、防カビコーティングを検討してみてはいかがでしょうか。
・建物の状況や用途に合った防カビコーティング剤を選ぶ
・適切な塗り方でコーティングを行う
・定期的にコーティングを塗り替える
工場や倉庫の防カビコーティングは、建物の状況や用途に合った防カビコーティング剤を選び、
適切にコーティングを行いましょう。
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工場や倉庫でカビが発生した場合は、早めに対処することが大切!
カビが発生した場合は、掃除機や洗剤などでカビを除去します。
その後、防カビ剤を塗布して、カビの発生を抑えましょう。
工場や倉庫でカビが発生しないようにするためには、日頃から防カビ対策を行うことが大切です。
換気や防カビ剤の使用、保管物の適切な保管など、今回ご紹介した防カビ対策でカビの発生を防ぎましょう。
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