広島県・岡山県の 倉庫・工場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、雨漏り修理は
工場塗装のイマガワペイント にお任せください!
塗装専門店としての経験と知識を活かし、お客様の大切な建物を守ります。
岡山県、広島県で大切に工場・倉庫を運営されているオーナー様、管理責任者の皆様、いつもお疲れ様です。
瀬戸内海の穏やかな気候に恵まれたこのエリアですが、実は建物にとっては「意外と過酷な環境」であることをご存知でしょうか?
海沿いの塩害、夏場の刺すような日差し、そして近年増えている突発的な豪雨や台風。
日々、皆様の大切な資産である「倉庫」は、こうした自然の脅威にさらされています。
「屋根に苔が生えてきたけれど、まだ大丈夫かな?」
「雨漏りしてからでは遅いけれど、いくらかかるか不安で……」
そんなお悩みをお持ちの方へ。地元・岡山と広島に根ざして活動する「イマガワペイント」の視点から、
波型スレートの正しいメンテナンス方法について、プロの知識を惜しみなくお伝えします。
どこよりも詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
1. 工場・倉庫を守る「波型スレート」の基本と劣化のサイン

まず、日本の工場や倉庫で最もポピュラーな建材といえば「波型スレート」ですよね。セメントと繊維を混ぜて固めたこの素材は、非常に丈夫で燃えにくいという優れた特徴を持っています。
大波スレートと小波スレートの違いと主な用途

波型スレートには、大きく分けて「大波(おおなみ)」と「小波(こなみ)」の2種類があります。
- 大波スレート
波の高さが高く、強度があるため、主に「屋根」に使われます。広い面積を効率よくカバーし、雨水を流す力が強いのが特徴です。 - 小波スレート
波のピッチが細かく、見た目がスマートなため、主に「外壁」に使われます。
「うちはどっちかな?」と思ったら、波の大きさをチェックしてみてください。
どちらも非常にタフな素材ですが、メンテナンスを怠ると、その「強さ」が仇となってしまうこともあるんです。
岡山・広島の気候環境がスレートに与える影響
ここで、私たちの住む岡山・広島エリア特有のお話をしましょう。
瀬戸内エリアは「晴れの国」と呼ばれるほど日照時間が長いですよね。
これは人間にとっては嬉しいことですが、スレートにとっては「強烈な紫外線」という試練になります。
紫外線を浴び続けると、スレートの表面を保護している塗装が剥げ、セメントがむき出しになり、水を吸いやすい状態になってしまいます。
また、広島市や福山市、岡山市などの沿岸部では「塩害」も無視できません。
スレート自体は錆びませんが、スレートを固定している「フックボルト」という金具が錆びてしまうのです。
ボルトが錆びて痩せると、スレートとの間に隙間ができ、そこから雨水が侵入します。
これが工場・倉庫の雨漏りの原因第1位なんですよ。
【セルフチェック】今すぐ確認すべき5つの劣化症状

皆様も、一度ご自身の倉庫を遠くから、あるいは内側から眺めてみてください。以下のような症状はありませんか?
- チョーキング現象
壁を触ると白い粉がつく。塗装が寿命を迎えている証拠です。 - 苔やカビの発生
スレートが常に湿っているサイン。放置すると素材自体が脆くなります。 - ひび割れ(クラック)
地震や経年劣化で割れが入ると、そこから一気に水が入ります。 - フックボルトの錆
屋根の上に茶色い点々が見えたら要注意。雨漏り予備軍です。 - 雨漏り跡
倉庫内の天井や壁に染みがある。これはもう、早急な対策が必要です!
一つでも当てはまったら、それは「倉庫が悲鳴を上げているサイン」かもしれません。
2. 【重要】2004年以前の建物に潜む「アスベスト問題」

スレートのメンテナンスを語る上で、避けて通れないのが「アスベスト(石綿)」の話です。
少し怖いイメージがあるかもしれませんが、正しい知識を持てば、過度に恐れる必要はありません。
なぜ古いスレートのメンテナンスは慎重に行うべきなのか
2004年(平成16年)以前に建てられた工場や倉庫のスレートには、強度を高めるためにアスベストが含まれている可能性が非常に高いです。
波型スレートに含まれるアスベストは「成形板」という状態に固められているため、普通に建っている分には飛散のリスクは低い(レベル3)とされています。
しかし、無理に剥がしたり、高圧洗浄で強く削ったりすると、粉塵が舞ってしまう恐れがあるんです。
2022年からの「事前調査義務化」と岡山・広島での対応
実は2022年4月から、解体や改修工事を行う前に「アスベストの事前調査」を行い、その結果を労働基準監督署などに報告することが法律で義務付けられました。
これは岡山でも広島でも同じです。私たちのような塗装業者も、資格を持った調査者がしっかりと確認しなければ工事を進めることができません。
「古い建物だから、工事費が高くなるんじゃないか……」と心配されるオーナー様も多いですよね。
確かに、アスベストが含まれているスレートを剥がして処分しようとすると、特別な処分費がかかり、数百万円単位でコストが跳ね上がることもあります。
アスベスト含有スレートを安全・安価に維持するコツ
そこでプロがおすすめするのが、「今あるスレートを剥がさずに残す」という選択肢です。
例えば、後ほど詳しくお話しする「塗装」や「カバー工法」であれば、アスベストを封じ込めたままメンテナンスが可能です。
これなら、高額な廃棄費用を抑えつつ、安全に建物を長持ちさせることができます。
私たちの地元でも、この方法を選ばれるオーナー様が圧倒的に多いんですよ。
3. 倉庫メンテナンスの3大選択肢「塗装・カバー工法・葺き替え」を比較

さて、具体的なメンテナンス方法について見ていきましょう。大きく分けて「塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3つがあります。
「倉庫塗装」が適しているケースとメリット・デメリット
もっともコストを抑えられるのが「塗装」です。
スレートの表面に新しく膜を作ることで、防水性を復活させます。
- メリット
費用が安い。見た目が新品のように綺麗になる。 - プロの技
岡山・広島の夏対策として「遮熱塗装」を施すのがおすすめです。
屋根に遮熱塗料を塗るだけで、真夏の倉庫内の温度が数度下がることも珍しくありません。
スタッフの熱中症対策にもなると、多くの企業様に喜ばれています。 - 手順
- 飛散防止ネットの設置。
- 丁寧な高圧洗浄(アスベストに配慮し、水圧を調整します)。
- フックボルトの防錆処理(ここが一番大事!)。
- 下塗り・中塗り・上塗りの3回仕上げ。

アスベスト対策の切り札!「屋根カバー工法」の仕組み
「塗装では追いつかないほど劣化しているけれど、葺き替えは高い……」
そんな時の救世主が「カバー工法」です。
今の屋根の上に、新しい金属製の屋根(ガルバリウム鋼板など)を被せる工法です。
- メリット
アスベスト屋根を剥がさないので処分代がかからない。屋根が二重になるので断熱性がアップする。工期が短い。 - 注意点
屋根が少し重くなるため、建物の構造に余裕があるか確認が必要です。

根本から刷新する「葺き替え工事」が必要なタイミング
スレートがボロボロで、下地の木材や鉄骨まで腐っている場合は、残念ながら「葺き替え」しかありません。
- メリット
建物が軽くなり、耐震性が上がる。 - デメリット
費用が一番高い。工事中に倉庫の中が使えない(埃が落ちるため)期間がある。
【比較表】費用・工期・耐久年数の一覧ガイド
(※実際の施工面積や状態により変動しますが、目安としてご覧ください)
| 工法 | 費用感 | 工期 | 耐久年数 | アスベスト処分 |
|---|---|---|---|---|
| 塗装 | 低い(約60万〜) | 短い(1〜2週) | 8〜12年 | 不要 |
| カバー工法 | 中程度(約150万〜) | 普通(2〜3週) | 20〜30年 | 不要 |
| 葺き替え | 高い(約300万〜) | 長い(3週〜) | 25〜35年 | 必要(高額) |
4. 岡山・広島のオーナーが知っておくべき費用相場と節税の知恵

お金の話は、経営者様にとって最も気になるところですよね。
工場の規模別(坪数・平米数)メンテナンス費用目安
岡山・広島エリアで、直接施工を行っている私たちから見た「適正価格」のイメージをお伝えします。
- 小規模倉庫(約50坪)
塗装なら50〜80万円、カバー工法なら120〜180万円程度。 - 中規模工場(約150坪)
塗装なら150〜220万円、カバー工法なら350〜500万円程度。
これに加えて、足場代が別途かかります。
ここでプロからのアドバイス。もし「屋根」をやるなら、絶対に「外壁」も一緒に検討してください!
足場代は一度で済ませるのが、トータルコストを抑える最大のコツなんです。
「修繕費」として一括損金処理するためのポイント
ここ、非常に重要です!
メンテナンス費用は、税務上で「修繕費」になるか「資本的支出」になるかで、その年の税金が大きく変わります。
- 修繕費
その年の経費として一括で落とせる(節税効果が高い)。 - 資本的支出
資産価値が上がったとみなされ、何年もかけて減価償却する。
基本的には「元の状態に戻すための塗装」であれば修繕費として認められるケースが多いです。
遮熱塗装なども、環境対応ということで認められやすいですよ。詳しくは顧問税理士さんに相談してみてくださいね。
補助金・助成金の活用と火災保険の適用可能性
岡山県や広島県の各自治体では、省エネ(遮熱塗装など)を目的とした改修に補助金を出していることがあります。
また、もし「昨年の台風でひびが入った」「強風で一部剥がれた」という明確な被害がある場合は、火災保険を使って修理できる可能性もあります。私たちはこうした書類申請のサポートも得意ですので、ぜひ聞いてくださいね。

5. 岡山・広島の現場から学ぶ!「倉庫長持ち」を左右するプロの細部技術

最後に、私たちイマガワペイントが実際の現場で何を重視しているのか、その「裏側」を少しだけお見せします。
実は、スレートの塗装は「ただ塗るだけ」では不十分なんです。
岡山・広島特有の「汚れ」を落としきる、こだわりの高圧洗浄
瀬戸内の沿岸部にある倉庫は、見た目以上に潮風や粉塵を浴びています。
これらを残したまま塗装しても、塗料はすぐに剥がれてしまいます。
私たちは、通常よりも時間をかけて洗浄を行います。
特にアスベストが含まれる古いスレートの場合、粉塵を飛散させない「湿式洗浄」が鉄則です。
水圧を絶妙にコントロールし、素材を傷めず、かつ汚れだけを根こそぎ落とす。
この「下地作り」にどれだけ時間をかけるかで、5年後の美しさが全く変わってくるんですよ。
「ボルト一本」への執念が、数年後の雨漏りを防ぐ
先ほども触れたフックボルト。多くの業者はこの上からそのまま塗ってしまいますが、私たちは違います。
錆がひどいボルトは、一本ずつ丁寧に「ボルトキャップ」を被せるか、状態によってはステンレス製のボルトに交換することを提案します。
ボルトの付け根は、最も雨漏りしやすい弱点。ここを物理的に保護することが、塗装の効果を最大化させるプロの「隠し味」なんです。
岡山・広島の激しい夕立や台風にも負けない屋根を作るための、譲れないこだわりです。
30年スパンで考える「ライフサイクルコスト(LCC)」の最適化
経営者の皆様なら、「安物買いの銭失い」という言葉の重みをご存知かと思います。
例えば、10年でダメになる安い塗装を3回繰り返すのと、20年持つ高品質な塗装を1.5回行うのでは、どちらが安いでしょうか?
足場代や倉庫の稼働を止めるリスクを考えると、1回あたりの耐久性を高める方が、トータルコストは圧倒的に抑えられます。
私たちは、岡山・広島の厳しい日差しに耐えうる「高耐候性塗料」の提案を得意としています。
「今、いくら払うか」ではなく、「30年でいくら残せるか」を一緒に考える。それが、地元のパートナーとしての私たちのスタンスです。
失敗事例から学ぶ 格安業者が手を出さない「ケレン作業」の重要性
「他社で塗ってもらったけど、3年で剥げてきた」という相談を受けることがあります。
原因の多くは、錆落とし(ケレン作業)の不足です。
工場や倉庫の鉄骨部分は、一度錆びると塗装を突き破って再発します。
私たちは、電動工具を使って徹底的に錆を削り落とし、強力な「エポキシ系錆止め塗料」をたっぷりと塗ります。
この地味で過酷な作業を厭わないのが、自社職人を抱える私たちの強みなんです。
「次の10年」も安心して任せられる、地元のパートナーとして
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
岡山・広島という素晴らしい土地で、長年事業を続けてこられた皆様にとって、
倉庫や工場は単なる「箱」ではなく、共に歩んできた「戦友」のような存在ではないでしょうか。
波型スレートのメンテナンスは、確かに大きなお金と手間がかかる仕事です。
だからこそ、「どこで安く済ませるか」よりも「誰が責任を持って最後まで守ってくれるか」を大切にしていただきたい。そう願っています。
私たちイマガワペイントは、地域の職人集団として、皆様の大切な資産を次世代へとつなぐお手伝いをさせていただきます。
- 「うちの屋根、アスベスト調査からお願いできる?」
- 「外壁の一部だけ割れているんだけど、そこだけ直せる?」
- 「遮熱塗装で、どれくらい光熱費が浮くのかシミュレーションしてほしい」
どんな些細な疑問でも構いません。岡山・広島の工場・倉庫のことなら、まずは「無料点検」で現状を知ることから始めてみませんか?
皆様の事業が、この先も美しく強い建物と共に発展していくことを、心より応援しております。

広島・岡山で倉庫・工場の塗装なら
「イマガワペイント」へ
イマガワペイントでは、
屋根塗装、外壁塗装、床塗装を承ります。
地元密着・信頼度No.1の
イマガワペイントが
相談や点検、修理まで承っております。
まずはお気軽にご連絡ください。
もちろん、お見積り前の
現地調査、ご相談は無料です!
お気軽にご相談ください!













