広島県・岡山県の倉庫・工場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、雨漏り修理は
工場塗装のイマガワペイントにお任せください！
塗装専門店としての経験と知識を活かし、お客様の大切な建物を守ります。
近年、エネルギー価格の高騰は深刻さを増しています。
例えば、2023年の電気料金は前年比で約20%も上昇し、広大な敷地と巨大な空間を持つ「倉庫」や「工場」では月々数十万円もの追加負担となっているケースも少なくありません。
特に夏場の冷房費や冬場の暖房費といった「空調による電気代」は、経営者様や施設担当者様にとって経費削減の最大の課題と言えるでしょう。
実際、「空調費が経営を圧迫し、他の設備投資や人件費に影響を及ぼしている」という声も多く聞かれ、日々の運営に大きな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
「電気代を下げたいが、空調を止めれば作業環境が悪化する……」
「太陽光パネルを載せたいが、費用対効果が不安だ……」
このようなお悩みを抱える中で、私たち塗装業者が提案したいのは、単なる「塗り替え」だけではありません。
建物の断熱性能を上げる「屋根塗装（遮熱塗装）」をベースにしつつ、最新の「太陽光発電」と「空調制御システム」を組み合わせるという、トータルな省エネ戦略です。
では、なぜ「倉庫の塗装」が省エネの第一歩なのか、そしてそこに「太陽光と空調制御」を組み合わせることで、どれほどのコスト削減インパクトが生まれるのかを、分かりやすく徹底解説します。
なぜ、倉庫や工場の電気代は「屋根」で決まるのか？
最初に、当社イマガワペイントの主力事業である塗装技術の視点から、倉庫および工場におけるエネルギー効率課題について考察していきましょう。
結論として、空調性能の低下を招く主因は、多くの場合、屋根構造を通じて侵入する外部熱負荷であることが判明しています。
倉庫の屋根は「巨大なヒーター」になっている
広島や岡山は、瀬戸内気候特有の晴天率の高さがあり、日照時間が長い地域です。
これは素晴らしいことですが、夏場の工場や倉庫にとっては過酷な条件となります。
金属製の折板屋根などは、真夏の日射を受け続けると表面温度が60℃〜70℃、時には80℃近くまで上昇します。
つまり、建物の天井一面に巨大な電気ストーブが張り付いているような状態になっているのです。
この強烈な輻射熱（ふくしゃねつ）が室内へ侵入することで、室温は上昇し続け、空調機（エアコン）は設定温度に冷やすためにフル稼働を強いられます。
これでは、どれだけ最新のエアコンを入れても、電気代が下がるはずがありません。
「遮熱塗装」が省エネの土台となる理由
そこで重要になるのが、私たちイマガワペイントが推奨する「遮熱塗装（しゃねつとそう）」です。
遮熱塗料とは、太陽光に含まれる赤外線を高反射し、屋根表面の温度上昇を抑制する特殊な塗料です。
これを倉庫の屋根に塗装することで、以下のような効果が期待できます。
- 屋根表面温度の低下
未塗装時に比べ、10℃〜20℃程度の温度低下。 - 室内温度の低下
天井付近や作業エリアの温度上昇を抑制。 - 空調負荷の軽減
エアコンが吸い込む熱量が減るため、消費電力がダウン。
しかし、これだけでは「完璧」ではありません。
塗装による熱の侵入防止は「守り」の省エネです。
より大きなコスト削減には、「太陽光発電」と「空調制御」を組み合わせて、エネルギーを創出・活用することが重要です。
次世代の省エネ手法「太陽光発電×空調制御」の仕組み
屋根塗装で建物の断熱性を高めた後に取り組むべきなのが、エネルギーマネジメントです。
ここでは、昨今のトレンドである「太陽光発電」と「空調制御」を連動させる手法について解説します。
太陽光発電の課題と「自家消費」の重要性
倉庫や工場の広い屋根は、太陽光パネルを設置するのに最適な場所です。
かつては発電した電気を電力会社に売る「売電」が主流でしたが、売電価格が下がった現在、
発電した電気を自社で使い切る「自家消費型」が最も経済的メリットが高いとされています。
しかし、太陽光発電には弱点があります。
それは「お天気任せ」であることです。
晴れた日は発電しすぎることがあり、曇りの日は足りなくなります。
発電量と、工場内で使う電力消費量のバランスが崩れると、せっかく作った電気を捨ててしまったり、逆に高い電気を買わなければならなくなったりします。
空調制御（デマンドコントロール）の役割
ここで登場するのが「空調制御システム」です。
これは、工場内の電力消費の大部分を占めるエアコンを、自動で賢くコントロールする仕組みです。
具体的には以下のような制御を行います。
- ピークカット制御
電力使用量が契約電力の上限（デマンド値）を超えそうになった瞬間、自動的にエアコンの出力を一時的に弱めます。
これにより、基本料金の大幅な削減が可能になります。 - 太陽光連動制御
ここが最新のポイントです。
太陽光パネルがたくさん発電している（電気が余っている）時間帯には、エアコンを少し強めに運転して建物を冷やしておき（プレクーリング）、逆に雲が出て発電量が落ちた瞬間にエアコンの出力を絞る、といった調整を自動で行います。
つまり、屋根塗装で「熱を入れない」状態を作り、太陽光で「無料の電気」を作り、空調制御で「電気を無駄なく使う」。
この3ステップこそが、現代の倉庫・工場における最強の省エネソリューションなのです。
「塗装×太陽光×空調」によるシナジー効果の詳細
なぜ、イマガワペイントがこれほどまでに「塗装」と「設備」の組み合わせを推奨するのか。
それは、それぞれを単独で導入するよりも、掛け合わせることで相乗効果が生まれるからです。
塗装が太陽光パネルの発電効率を支える
あまり知られていませんが、太陽光パネルは「熱に弱い」という特性を持っています。
パネル自体の温度が上がりすぎると、発電効率が低下してしまうのです。
もし、屋根の塗装が劣化して錆びついていたり、遮熱性のない屋根にしていたりする場合、屋根面からの照り返し熱によってパネル裏面の温度が上昇し、発電ロスにつながる可能性があります。
そこで、太陽光パネルを設置する前に、屋根に遮熱塗装を施しておきます。
そうすることで、屋根表面温度が下がり、パネル周辺の気温上昇も緩和されます。
結果として、太陽光発電システムのポテンシャルを最大限に引き出すことができるのです。
また、パネル設置後に屋根の塗り替えを行うのは、パネルの脱着費用がかかるため非常に高額になります。
「パネル設置前の屋根塗装」は、長期的なメンテナンスコストを考える上で絶対条件と言えるでしょう。
空調制御の効果を最大化する「建物の魔法瓶化」
空調制御システムが「エアコンを止めたり弱めたり」して節電する際、懸念されるのが「室温の上昇」です。
制御が入るたびに暑くなってしまっては、作業員の健康や商品の品質に関わります。
ここで再び、塗装（断熱・遮熱）が重要になります。
しっかりとした遮熱塗装や断熱塗装が施されている倉庫は、外気の影響を受けにくく、一度冷えた空気が逃げにくい「魔法瓶」のような状態に近づきます。
そのため、空調制御システムがエアコンの運転を一時的にセーブしても、急激に室温が上がることがありません。
「塗装によって室温変化を緩やかにする」ことが、空調制御の快適性を担保し、さらなる省エネ運転を可能にするのです。
導入前に知っておきたい！ピークカットとピークシフト
省エネについて考えるときに耳にする「ピークカット」と「ピークシフト」という言葉ですが、その違いを理解しておくことで、塗装や設備の導入をどのように優先するべきかがはっきりします。
ピークカット（基本料金を下げる）
「ピークカット」とは、1日の中で最も電力を使う時間帯（ピーク時）の使用量を抑えることです。
工場の電気料金の「基本料金」は、過去1年間で最も電気を使った瞬間（最大デマンド値）で決まります。
例えば、真夏の昼間14時にエアコンを全開にした瞬間、その突出した電力使用量が基準となり、1年間の基本料金が跳ね上がってしまいます。
- 対策
空調制御システムで、ピーク時のエアコン稼働を自動抑制する。 - 塗装の役割
ピーク時（最も暑い時間）の屋根からの熱侵入を遮熱塗料でブロックし、空調負荷そのものを下げる。
ピークシフト（電力量料金を下げる）
「ピークシフト」とは、電気を使う時間をずらすことです。
例えば、電気代の安い夜間に蓄電池へ電気を貯めて、氷を作っておき、昼間にそれを利用するといった方法です。
- 対策
太陽光発電＋蓄電池の活用。 - 塗装の役割
夜間に冷えた建物を、昼間の日射熱から守り、温度上昇のカーブを後ろにずらす（熱的ピークシフト）。
このように、設備による制御と、塗装による物理的な熱対策は、常に補完しあう関係にあります。
広島・岡山エリアでの業者選びのポイント
倉庫や工場の省エネ改修では、業者選びが重要です。広島・岡山で実績豊富なイマガワペイントが、選ぶ際のポイントを解説します。
「屋根」の状態を正しく診断できるか
太陽光パネルを載せる提案だけをする業者は危険です。
屋根の防水性、錆の進行度、ボルトの緩みなどを無視してパネルを設置すれば、数年後に雨漏りが発生するリスクがあります。
最初に、塗装のプロによる「屋根診断」を受けてください。
私たちイマガワペイントでは、ドローン等を用いた詳細な屋根調査を行い、「塗装で延命できるか」「カバー工法が必要か」を判断した上で、最適な省エネプランを提示します。
補助金の活用に精通しているか
省エネ改修には、国や自治体から多くの補助金が出されています。
例えば、「既存建築物省エネ化推進事業」や、広島県・岡山県独自の「中小企業向け省エネ設備導入補助金」などです。
これらは、遮熱塗装や高効率空調、EMS（エネルギー管理システム）などが対象になる場合があります。
申請には専門的な知識と書類作成が必要です。
地元の制度に詳しく、申請サポートまで相談できる業者を選ぶことが、初期投資回収の近道です。
まとめ 塗装からはじめる、未来の倉庫管理
ここまで、倉庫・工場の電気代削減について、塗装・太陽光・空調制御の観点から解説してきました。
- まずは「屋根塗装（遮熱）」から
熱の侵入を防ぎ、空調効率を上げ、太陽光パネルの発電効率も守る土台作りです。 - 次に「太陽光発電」で創エネ
高い電気を買うのをやめ、自家消費でコストを削減します。 - 最後に「空調制御」で最適化
発電量に合わせてエアコンを自動運転し、無駄を徹底的にカットします。
この3つは、バラバラに導入するのではなく、トータルで計画することで最大の効果を発揮します。
しかし、すべての起点は「建物そのものの性能（屋根・外壁）」にあります。
どんなに高機能な設備を入れても、建物が穴だらけ（熱的に無防備）では、エネルギーは漏れていくばかりだからです。
広島・岡山で倉庫・工場の塗装なら「イマガワペイント」へ
私たちイマガワペイントは、単にペンキを塗るだけの会社ではありません。
お客様の工場の「資産価値向上」と「ランニングコスト削減」を実現するパートナーです。
「うちは築年数が古いけれど、太陽光を載せても大丈夫？」
「遮熱塗装だけで、実際にどれくらい温度が下がるの？」
「空調制御も含めたトータルの省エネ提案が欲しい」
このような疑問をお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
現地調査・お見積もりは無料です。
広島県・岡山県の気候を知り尽くしたプロフェッショナルが、貴社の倉庫・工場に最適な「塗装×省エネ」プランをご提案いたします。
エネルギーコストが高騰する今こそ、建物の足元（屋根・外壁）を見直し、賢い省エネ経営へとシフトチェンジしませんか？
皆様からのご相談を、心よりお待ちしております。
