広島県福山市の 倉庫・工場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、雨漏り修理は
工場塗装のイマガワペイント にお任せください!
塗装専門店としての経験と知識を活かし、お客様の大切な建物を守ります。
今回は 「工場や倉庫の屋上防水!種類を見分けるポイントと特徴を解説」 いたします。
皆さんの工場や倉庫の屋根は、どのような構造になっていますか?
人が出入りできるような「屋上」になっている場合は、『屋上防水工事』がされています。
これは、雨水を工場や倉庫の構造部に侵入させないように、文字通り水を防ぐためのものですが、いくつも種類があり、それぞれに特徴があります。
メンテナンスや修繕方法も、種類によって異なるので、自分の工場や倉庫にはどの屋上防水工事がされているのかを知ることで、適切な対処ができます!
どの種類においても、定期的にメンテナンスを行わないと「雨漏り」が発生し、大事な機械が故障してしまうことも…。
そのような大損害が起きてしまわないよう、一緒に屋上防水について詳しく勉強していきましょう!
屋上防水とは?
冒頭でも少しお話しましたが、屋上防水というのは「水が侵入しないようにするための工事」のことを言います。
一般的な住宅の屋根であれば、傾斜があるので雨水が流れていく仕組みとなっています。
しかし、工場や倉庫で多く採用されている、傾斜のない「陸屋根」では水が溜まる構造となっているので、
雨水が内部に侵入しやすいです。
陸屋根は、広い空間を確保できる、太陽光発電システムを設置しやすいといったメリットがあります。
しかし、住宅の屋根のように雨水が自然に流れ落ちないため、防水対策をしっかりと行う必要があります。
そのため、適切な防水工事がとても重要になってきます。
防水対策を怠ると…雨漏りによる深刻な被害に繋がる!
陸屋根に適切な防水工事が施されていないと、雨水が屋根材の隙間から徐々に内部に侵入し、雨漏りを引き起こす可能性があります。
雨漏りによる被害
- 建物の構造材や断熱材の腐敗・劣化
- 機械設備の故障
- 製品や資材の損傷
- カビの発生による衛生環境の悪化
- 建物の寿命を縮める
このような被害は、事業活動の中断や多額の修繕費用に繋がる可能性もあるため、決して軽視できません。
だからこそ、工場や倉庫の陸屋根には、適切な防水工事と定期的なメンテナンスが不可欠なのです。
【防水の種類】 主要4つの防水工法と特徴を解説!
屋上防水の種類は主に下記の4つです。
- ウレタン防水
- FRP防水
- シート防水
- アスファルト防水
それぞれの特徴を解説しながら、どのような違いがあるのか、メリットやデメリットについてもお伝えしていきたいと思います。
【見分け方】 屋上の外観から判断するポイントを紹介
それぞれの防水種類を見分けるポイントを紹介します。
- ウレタン防水: つなぎ目のない、シームレスな外観が特徴です。表面は比較的滑らか。
液体状のウレタン樹脂を塗布して固めるため、継ぎ目がなく、滑らかな仕上がりになります。
比較的新しい建物によく見られ、色はグレーやグリーンなど、淡い色が一般的です。 - FRP防水: ウレタン防水と似ているが、FRP防水特有のガラス繊維のマット模様が見える場合があります。
ウレタン防水よりも強度が高く、人が歩く場所や機械設備を設置する場所にも適しています。 - シート防水: シート状の防水材を貼り合わせていくため、シートの継ぎ目が目視できます。
シートの種類も豊富で、ゴムシートや塩ビシートなどがあり、色や模様もさまざまです。
広い面積の屋上にも対応しやすく、工期が短いのもメリットです。 - アスファルト防水: 黒やグレーの、独特のざらざらとした質感が特徴です。
アスファルトを含浸させたシートを何層にも重ねて防水層を作るため、耐久性が高く、
長期間にわたって防水性能を維持します。 比較的古い建物によく見られます。
防水の種類と特徴|①ウレタン防水
ウレタン防水は「塗膜防水工法」と呼ばれる工法の1つです。
日本で行われている防水工事の中で、1番多く採用されている種類になっているので、施工対応ができる業者が多いのが特徴となっています。
使用するのは「液体状のウレタン樹脂」です。
複数回に分けて液体状のウレタン樹脂を陸屋根の床部分に塗布し「防水層」を作っていくという方法で、防水工事を行っていきます。
ウレタン防水のメリット
- 液体のため凹凸のある箇所でも施工が可能
- 継ぎ目がない
- メンテナンスが容易
ウレタン防水のデメリット
- 塗装技術が必要(均一性、速さ等)
- 5年に1度はトップコートの塗り替えが必要
液体状の素材を使うので、凹凸のある部分でも施工することができる上に、補修も簡単です。
5年に一度ほどは表面のトップコートの塗り替えを行う必要はあるものの、メンテナンスがしやすいのがウレタン防水の魅力となっています!
耐用年数は10年程と、シート防水やアスファルト防水と比較すると短めですが、他の防水工事よりも安い「7,000円程度/㎡」で作業が可能なのでコスパがよいと言えます。
しかし、面積の広い場所に均一な防水層を作るのはとても難しいので、場合によっては割高となってしまうことも…。
塗りムラが発生し、防水層の強度にも影響が出てしまうので、注意しましょう。
防水の種類と特徴|②FRP防水
FRP防水は、塗膜防水工法の1つで、ガラス繊維でできているマットを敷いた後にポリエステル樹脂を塗装で仕上げていく方法です。
FRP防水のメリット
- 乾燥が早いため施工日数を短縮できる
- 作り上げる防水層はとても頑丈で、衝撃に強い
- 継ぎ目がない
- メンテナンスが容易
FRP防水のデメリット
- 紫外線や温度の変化で塗膜が割れてしまうことがある
- 5年に1度程度は表面のトップコートを塗り替える必要がある
マットに使われているFRPという素材は、簡単に言えば「強いプラスチック」で、現在では浴槽や自動車にも使われている素材。
とても頑丈で、熱や薬品にも強いため痛みにくいのが特徴です。
また、そんな強固な防水層をつくることができるFRP防水はウレタン防水と同様「塗装」で施工する工法となっているので、メンテナンスが容易となっています。
軽微な割れであれば、その部分を塗装し直すことで補修が完了となります!
耐用年数は10年程度とシート防水やアスファルト防水より短いですが、8,000円/㎡と比較的安価な価格で防水工事ができるのが魅力です。
防水の種類と特徴|③シート防水
シート防水は、ゴムシートや塩ビシートを接着剤や専用の機械を使って固定していく防水工事です。
塗膜を形成していく塗装スタイルの防水とは異なり、シートを敷き詰めていく工法になるので、広い面積の場所でも対応できるのが特徴となっています。
シート防水のメリット
- 塗料系の防水よりも耐用年数が長い
- 広い面積に対応できる
- 工期が比較的短い(塗料を乾かす時間が短い、シートを敷く工法であるため)
シート防水のデメリット
- 金具を固定する際に機械音が出る
- 塩ビシートでは下地に凹凸があるとそのまま影響を受けてしまう
- 鳥のクチバシや強風の飛来物によって穴が空いてしまうこともある
使用するシートにもよりますが、およそ耐用年数15年程と長い上に、8,000円/㎡で施工ができるコスパがよい工法です。
下地が平で凹凸が少ない状態であれば、一気に施工することができるので、工期も短いのが魅力。
その分、作業費を抑えることが出来ます!
防水の種類と特徴|④アスファルト防水
アスファルト防水は、合成繊維不織布にアスファルトをコーティングしたルーフィングと呼ばれる材料を、施工箇所に貼り重ねる防水工事です。
ビルやマンションなどの大きな建物の屋上に採用されることが多く、古くから使われている防水工法となります。
アスファルト防水のメリット
- 耐用年数20年程度と防水工法の中ではトップクラス
- 防水性が高い
- 熱や臭いが発生しない
アスファルト防水のデメリット
- 防水工事の中では1番金額が高い
- 常温工法は熱を使う工法よりも密着度が劣る(下地の状況などに応じて工法を選択する)
施工金額は8,500円/㎡程度と防水工事の中では1番高くなっていますが、耐用年数20年程度と長く、耐久性が抜群です。
防水シートの種類|材質による違いとは?
シート防水で使用するシートには、主に以下の種類があります。
- 塩ビシート: 防水シートの中で最も一般的な素材。価格が安く、耐候性にも優れている。
- ゴムシート: 耐候性、耐摩耗性に優れ、柔軟性も高いため複雑な形状にも対応しやすい。
- EPDMゴムシート: 耐オゾン性、耐熱老化性に優れ、耐用年数が長い。
屋上防水の選び方|業者選びのポイント
屋上防水工事は、建物の寿命を左右する重要な工事です。そのため、信頼できる業者選びが非常に重要となります。
しかし、「どの業者を選べばいいのかわからない…」という方も多いのではないでしょうか?
そこで、ここでは、失敗しない業者選びのポイントを3つご紹介します。
ポイント①:複数の業者から相見積もりを取る
まずは、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。
同じ条件でも、業者によって価格設定は大きく異なる場合があります。
相見積もりを取ることで、
- 適正な価格で工事をお願いできる
- より質の高い提案を受けられる
- 各社のサービスや対応の違いを比較できる
などのメリットがあります。
見積書の内容は、単に金額だけでなく、使用する材料、工事内容、工期なども細かくチェックしましょう。
ポイント②:施工実績を確認する
特に、工場や倉庫など、規模の大きい建物の場合は、豊富な施工実績を持つ業者を選ぶことが重要です。
実績豊富な業者は、
- 大規模な工事にも対応できる技術力やノウハウがある
- 万が一のトラブル発生時にも、適切な対応が期待できる
という点で安心感があります。
ホームページなどで過去の施工事例を確認したり、実際に現場を見せてもらうのも良いでしょう。
ポイント③:アフターフォロー体制を確認する
屋上防水工事は、施工後も定期的な点検やメンテナンスが重要です。
万が一、施工後に不具合が発生した場合でも、迅速かつ適切に対応してくれる業者を選ぶようにしましょう。
保証内容や期間、定期点検サービスの有無などを事前に確認しておくことが大切です。
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当社は、工場や倉庫などの大規模建築物の防水工事を得意としており、多数の施工実績がございます。
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まとめ|適切な防水対策で建物を長持ちさせよう!
今回は、「工場や倉庫の屋上防水の種類と見分け方、業者選びのポイント」について解説してきました。
- 屋上防水は建物を守る大切な役割を担っている!
雨漏りを放置すると、建物の劣化を早めたり、機械の故障に繋がったりと、大きな損害に発展する可能性があります。 - 防水工事には複数の種類があり、それぞれに特徴がある!
ウレタン防水、FRP防水、シート防水、アスファルト防水など、それぞれにメリット・デメリットがあります。建物の構造や予算、耐久年数などを考慮して、最適な工法を選ぶことが大切です。 - 外観である程度の防水種類を見分けられる!
継ぎ目の有無や色、質感などから、現在どのような防水工事が施されているのかをある程度判断できます。 - 信頼できる業者選びが重要!
複数の業者から相見積もりを取り、施工実績やアフターフォロー体制などを比較検討しましょう。
適切な防水対策を施すことで、雨漏りなどのトラブルを未然に防ぎ、建物の寿命を延ばすことに繋がります。
今回の内容を参考に、ご自身の工場や倉庫の屋上防水について改めて考えてみてはいかがでしょうか?
もし、不安な点や疑問点があれば、専門業者に相談してみることをおすすめします。
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