倉庫の除湿が重要な理由とは?高温多湿な日本での湿気対策を解説

広島県福山市の 倉庫・⼯場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、雨漏り修理は

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塗装専門店としての経験と知識を活かし、工場塗装のイマガワペイントが、

今回は「倉庫の除湿が重要な理由と、高温多湿な日本での湿気対策」について詳しく紹介いたします。

目次

倉庫に湿気がたまりやすい理由

倉庫にはなぜ湿気が溜まりやすいのか、まずはその理由から見ていきましょう。

日本の気候が影響している

梅雨などの気候の影響もあり、日本の夏はどのような建物でも湿気がたまりやすくなっています。

特に6月〜9月の間は温度も湿度も高くなるので注意が必要です。

倉庫は湿気がたまりやすい構造をしている

倉庫は以下の3つの理由から、通常の建物よりも湿気がたまりやすい構造をしています。

  • 天井が高く仕切りが無い造りになっている
  • 窓が少ない造りになっている
  • 壁や床材に使われているコンクリートは水分と熱をためこむ性質がある

倉庫はたくさんの製品を保管するために天井が高く仕切りが無い造りになっていますが、このような構造だと空調が効きづらく、除湿の効率も悪くなります。

保管する製品の都合上、窓が少ない倉庫もあります。窓が少ないと換気ができなくなるため、湿気を逃がすことができなくなるのです。

倉庫の壁や床材にはコンクリートが使われていますが、コンクリートは水分を表面から取り込む性質と熱をためこむ性質があります。

そのため倉庫そのものの造りが湿気をためこみやすくなるのです。

空調の管理が難しい

空調の管理が難しいのも湿気がたまりやすい理由のひとつです。

倉庫はたくさんの製品を管理するために面積が広く取られており、仕切りが少ない構造になっています。

そのため場所によっては空調が効きづらくなってしまうのです。

倉庫の湿気対策が重要な理由

次に湿気対策が重要な理由を見ていきましょう。

倉庫内の商品を守る

倉庫内の除湿を心がけることは、保管されている製品を守ることにつながります。

湿気を放って置くと商品にカビが生えたり、品質が低下してしまうことが考えられます。

中には湿気を吸いやすい性質のものもあるので、大切な製品を守るためにも湿気対策は重要なのです。

カビやダニ、結露が発生する

多湿のまま放って置くとカビやダニ、結露が発生します。

製品の腐敗や退色、ダニの混入など品質低下だけにとどまらず、健康被害につながる恐れもあります。

そして製品だけではなく、従業員にも健康被害がでる恐れがあります。

カビやダニがいる環境に長くいると、アレルギーや喘息を引き起こす可能性があるので非常に危険です。

建物や設備が腐食し、サビが発生する

商品や従業員だけではなく、建物や設備そのものの腐食にもつながります。

湿気を放置していると建物の壁や天井、床などに水分が浸透し、腐食や腐朽を引き起こしてしまうのです。

特に倉庫内ではラックなどに金属パーツが多く使用されています。これらが痛むと修理や交換が必要になり、大幅にコストがかかってしまいます。

設備の腐食を放っておくと作業環境や品質管理にも影響が出てしまうので、支障をきたしてしまう可能生があるのです。

倉庫でおすすめの湿気対策

この章では具体的な湿気対策をご紹介します。

こまめな換気

倉庫内に窓がある場合は、こまめに換気するようにしましょう。

換気により湿気を含んだ空気を外に出すことにより、倉庫内の湿度を下げることができます。

対角線上の窓やドアを2ヶ所以上空けると、空気が通りやすくなり効率的に換気できます。

ただし、雨の日などの天気が悪い日や真夏日など、外のほうが湿気が高い日があることも予想されます。

窓を開けるタイミングにはじゅうぶん注意してください。

こまめな温度確認

換気に加えて、温度確認することも重要です。

温度計を設置してこまめに数値を確認することで、換気など湿気対策をおこなう目安にすることができます。

株式会社衛生微生物研究センターによると温度が20〜25℃、湿度が80%を超えるとカビが発生しやすくなります

また、湿度が65%を超えると熱中症を警戒する必要性もでてきます。

製品と従業員を守るためにも、こまめな温度確認をするようにしましょう。

除湿剤や除湿機の導入

除湿剤や除湿機の導入も効果的です。

家庭用の小さな除湿剤では効果がないので、業務用を購入しましょう。

業務用の除湿剤でも不十分なときは、大型の除湿機を検討するといいでしょう。

シーリングファンの導入

窓の数や取り付けられている位置の関係で換気が難しい場合は、シーリングファンの導入を検討してみましょう。

シーリングファンとは天井に取り付ける大型の扇風機です。天井付近に溜まった空気を大きな羽でまわして、循環を促す効果があります。

ゆっくり回るので静音性に優れていますし、電力も消費しないため導入後の電気代の心配はありません

エアコンを使用しなくても倉庫内の体感温度が下がるため、従業員の熱中症対策にもなります。

取り付けるスペースがあれば、積極的に検討してみるといいでしょう。

ベンチレーターの導入

除湿剤や除湿機で効果が得られない場合は、ベンチレーターの導入を検討してみましょう。

ベンチレーターとは屋根に取り付ける筒状の換気装置です。自然換気のため電力を使わず、機械音もありません。

耐久性に優れた素材でできているため、設置後のメンテナンスは不要です。修繕も少なく、長期間にわたり使用できるというメリットがあります。

ストレッチフィルムの使用

倉庫内の製品を守るために、ストレッチフィルムの使用を検討しましょう。

荷物全体をフィルムでおおい、その間に除湿剤を封入して保管をして使用します。

湿気をとおしにくい素材でできているため、もし施設内の湿度が高くなった場合でも製品を守ることができます。

換気が難しく、シーリングファンやベンチレーターの設置ができない場合には最適な対策となるでしょう。

また、床の素材がコンクリートでできている場合は直接製品をおかないようにすると湿気から守ることができます。

湿気に弱い製品はなるべく高い位置で保管するのがおすすめです。

プロに依頼する

自社でひととおり対策しても効果が得られなかった場合は、早いうちにプロに依頼するのも1つの手です。

いろんな製品を購入してコストをかけ続けるよりも、その道のプロに依頼するほうが解決する可能性は高くなります。現地調査で湿気がたまる原因を探してもらい、専門的なアドバイスを受けるといいでしょう。

イマガワペイントでは雨漏り点検や修繕、防水工事をおこなっています。

雨漏り対策にもなりますし、防水工事をすることで温度上昇を防ぐことができます。

体感温度が下がり、湿気も建物内に入りにくくなりますのでお困りの際はぜひご検討ください。

まとめ

このように、今回は湿度対策が重要な理由と重要性、具体的な対策についてご紹介しました。

これから湿気が気になる季節になってきますので、こちらを参考にぜひ湿気対策に取り組んでみてください。


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