広島県福山市の 倉庫・⼯場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、⾬漏り修理は
工場塗装のイマガワペイントにお任せください。
塗装専門店としての経験と知識を活かし、工場塗装のイマガワペイントが、
今回は「工場や倉庫における 折半屋根のメリット・デメリット、改修方法とは?」を詳しく紹介いたします。
大型建築物の工場や倉庫などで一般的に使用されるのは、“折板屋根”と呼ばれる屋根材です。
この“折板屋根”は、頻繁に見られるものであり、多くの施設で利用されています。
折半屋根にはさまざまな種類があり、それぞれに特有の利点や欠点があり、折半屋根の特徴や改修方法ついて解説いたします。
屋根工事を検討されている方はぜひ参考にしてください。
折板屋根(せっぱんやね)とは
まず、折板屋根についてご説明します。
工場・倉庫の管理者の方はご存知の方も多いでしょう。
折板屋根とは、ガルバリウム鋼板・亜鉛メッキ鋼板・塩ビ鋼板などの薄い金属板を波状に折り曲げて作られた屋根のことです。
この屋根は、工場や倉庫などの大型施設でよく使用されます。
一般社団法人日本金属屋根協会
http://www.kinzoku-yane.or.jp/roof/type/01_seppan.html
折板屋根は、軽量で丈夫であり、簡単に取り付けることができます。
また、雨や雪を効果的に排水することができるため、屋根に大きな負荷がかかるような場所でも安心して使用することができます。
折板屋根の交換時期は、屋根の状態や使用状況によって異なりますが、
一般的には20年から30年程度が目安とされています。
ただし、適切なメンテナンスを行っている場合や、
使用環境が比較的穏やかな場合は、より長い寿命を持つことがあります。
かつて工場屋根は波型スレートが定番でした。
しかし、近年その座を奪い、新たな主役として注目を集めているのが折板屋根です。
その背景には、2つの大きな変化がありました。
1つ目は、2004年以前の波型スレートには、健康被害を引き起こす恐れのあるアスベストが含まれていました。
アスベスト含有スレートの使用禁止と、安全性の高い代替屋根材への需要の高まりによって、“折半屋根”に注目され始めました。
2つ目は、折板屋根は近年技術革新が進み、従来の弱点克服と新たな機能の追加により、工場屋根にとって最適な選択肢として進化を遂げています。
折半屋根のメリット
折半屋根は、いくつかのメリットを持っています。
強度と耐久性
折半屋根は、鋼板を山形に折り曲げた形状をしているため、高い強度と耐久性を誇ります。
折板屋根でよく用いられるガルバリウム鋼板は、金属材のなかでも比較的軽量で建物へかける負担も少ないことから、地震時の揺れを軽減させて倒壊を防ぐことができます。
積雪や強風などの荷重にも耐えることができ、長期間の使用にも適しています。
積雪荷重への耐力: 雪の重みによる屋根の破損を防ぎます。
強風への耐力: 台風などの強風にも耐え、屋根の吹き飛びを防ぎます。
耐震性: 地震による揺れにも耐え、建物の倒壊リスクを軽減します。
耐火性: 火災発生時の延焼を抑制し、建物の被害を最小限に抑えます。
軽量性
折半屋根は、他の屋根材と比べて軽量です。
そのため、建物の構造体にかかる負担を軽減し、建設コストを抑えることができます。
構造体への負担軽減: 柱や梁などの構造体を軽量化できるため、建設コストを削減できます。
地震時の揺れ軽減: 軽量な屋根は地震時の揺れを小さくし、建物の倒壊リスクを低減します。
施工性
折半屋根は、施工が簡単で、短期間で完成することができます。
また、長尺の材料を使用できるため、継ぎ目が少なく、雨漏りのリスクも低くなります。
工期短縮: 短期間で施工できるため、事業開始までの時間を短縮できます。
継ぎ目少ない: 継ぎ目が少ないため、雨漏りのリスクを低減できます。
メンテナンス性: メンテナンスが容易で、コストを抑えられます。
排水性
折半屋根は、山形の形状により、屋根の勾配が急であるため、雨水が効率よく流れ落ちることができます。
これによって、屋根の上での水滞りや雨漏りのリスクを軽減することができます。
雨水排除: 雨水を素早く排水し、雨漏りのリスクを低減します。
屋根の腐食防止: 雨水が滞留するのを防ぎ、屋根の腐食を抑制します。
意匠性
折半屋根は、様々な色や形状の材料を使用することができ、建物のデザインに合わせて選ぶことができます。
豊富なカラーバリエーション: 外観に合わせたカラーを選択できます。
様々な形状: デザイン性の高い形状を選択できます。
採光性: 天窓を設置することで、採光性を向上させることができます。
コストパフォーマンス
折半屋根は、初期費用だけでなく、ランニングコストも抑えられるため、コストパフォーマンスに優れています。
初期費用: 軽量で施工が簡単なので、他の屋根材と比べて初期費用を抑えられます。
ランニングコスト: 耐用年数は20年から30年ともいわれており、メンテナンス頻度が少なく、長持ちするため、ランニングコストを抑えられます。
その他にも、屋根の高さが高くなり、内部の空間が広くなります。これによって、建物内部に大型の機械や設備を設置することができます。
工場や倉庫の折半屋根は、強度・耐久性・軽量性・施工性・排水性・意匠性・コストパフォーマンスなど、多くのメリットを持つ屋根材です。
折半屋根は、工場や倉庫などの大型建築物において、効率的な利用と安定した結果を提供するデザインとして広く採用されています。
折半屋根のデメリット
折半屋根は、工場や倉庫によく使われる屋根材ですが、いくつかのデメリットがあります。
錆が発生する
折半屋根は、金属製の屋根材のため、どんなに優れた素材でも、「錆(サビ)」は避けては通れません。
特に雨が多い地域や錆が発生しやすい場合には、定期的なメンテナンスなどの対策が必要になります。
しかし、折板屋根に近年多く採用されているガルバリウム鋼板は、トタン素材などの他の金属材と比べると、錆が発生しにくいと言われています。
特に屋根工事などで生産稼働を停止させたくない工場関係者の方々におすすめの屋根材だといえます。
断熱性・遮熱性が低い
折半屋根は、屋根裏に空気層がないため、外気の影響を受けやすく、断熱性・遮熱性が低いというデメリットがあります。
夏は暑く、冬は寒い室内環境になりやすく、空調効率が悪化し、ランニングコストが上昇してしまう可能性があります。
しかし、断熱性や遮熱性を高めるために、金属屋根材を二重にし、その間に遮熱材や断熱材を敷き込む工法もあります。
遮音性が低い
折半屋根は、金属製の屋根材であるため、雨音などの音が響きやすく、遮音性が低いというデメリットがあります。
特に、工場や倉庫では、機械音や作業音が発生するため、室内環境が悪化してしまう可能性があります。
しかし、遮音テープや防振材を貼るなどの対策で防ぐこともできます。
折板屋根の改修方法
折板屋根を改修する、もしくは既存の屋根から折板屋根に変更する際の工事方法についてご紹介いたします。
屋根工事には、主に「塗装工事」「カバー工法」「葺き替え」の3種類があります。
塗装工事
既存の屋根材の上から塗装を施す方法です。
屋根塗装は、屋根材を保護し、美観を保つために塗料を塗る作業です。
屋根は、風雨や紫外線など、過酷な自然環境にさらされるため、定期的なメンテナンスが必要です。
塗装は、屋根材をこれらの要素から守るのに役立ち、寿命を延ばします。
比較的費用が安く、工期も短いため、軽度な劣化の場合に適しています。
カバー工法
既存の屋根材の上から、新しい屋根材を被せる方法です。別名を「重ね葺き」ともいいます。
断熱性や遮音性を向上させることができ、雨漏りなどの問題を解決することができます。
従来の屋根葺き替えと異なり、既存の屋根材を撤去しないため、工期が短く、費用も抑えられるというメリットがあります。
葺き替え
既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を葺き替える方法です。
最も費用がかかりますが、断熱性や遮音性を大幅に向上させることができ、屋根全体の寿命を延ばすことができます。
屋根の撤去費用が別途発生する点は、あらかじめご注意ください。
今回は「工場や倉庫における 折半屋根のメリット・デメリット、改修方法とは?」をご紹介しました。
折半屋根は、折半屋根は、工場や倉庫など、大規模な商業・工業用建物に一般的に使用される金属屋根の一種です。
屋根工事を検討されている工事担当者の方も、屋根の状態を正しく把握していないと判断に困りますよね。
既存の屋根の状態や使用目的、修理や改修の必要性に応じて、
他の屋根材が適している場合もありますので、専門家に相談することをオススメします。
イマガワペイントでは、
相談や点検、修理まで承っております。
「そろそろ屋根が老朽化してきたかも」と思ったら、
まずはお気軽にご連絡ください。