広島県福山市の 倉庫・⼯場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、⾬漏り修理は
工場塗装のイマガワペイントにお任せください。
塗装専門店としての経験と知識を活かし、工場塗装のイマガワペイントが、
今回は「倉庫火災を未然に防ぐ!防火対策や設備投資とは?」を詳しくご紹介いたします。
大規模な物流倉庫は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などの耐火構造で建てられていることが多いですが、火災の規模によっては建物や設備が損壊する可能性があります。
また、建物や設備の損壊だけでなく、火災が発生すると、保管物品のが焼失し、被害金額は数億円から数十億円になることも。
物流倉庫などの大規模倉庫は、いったん火災が発生すると被害も甚大になりやすいです。
では、火災の被害が甚大になりやすい原因と火災防止対策とはどのようなものでしょうか?
倉庫の構造的な特徴と大きな火災被害につながる理由
開口部以外の窓や出入口が少ない構造
一般的な建物に比べて倉庫の構造は、広い空間を効率的に利用するために、窓や仕切りを少なくなっていることが多いです。また、窓や扉などの開口部が少ないです。
出入口や窓などの開口部が少ない倉庫の構造は、消火活動がしづらくなります。また、出火の発見や避難が遅れると、従業員の命の危険もあります。
大規模な物流倉庫は、住宅地や工業団地などの近くに建てられていることが多いです。火災が発生すると、火の粉や煙が周辺地域に飛散し、被害を及ぼす可能性があります。
広い建物に対して人が少ない
倉庫は、荷物の保管のために、多くのスペースを必要とするため、常駐する従業員の数が少ないことも、火災の被害が拡大しやすい原因です。
大規模な倉庫の一部で火災発生時に初期発見が遅れる原因は、従業員の数の少なさにあるといっても過言ではありません。
したがって、可燃物の保管時や火災が発生しやすそうな場所などは、見通しを良くしたり、人を多く配置したりするなど、対策が必要です。
燃やすい商品を多く保管
倉庫には、大量の可燃物が保管されています。
物流倉庫は、たくさんの保管物や段ボールといった可燃物が密集しているため、火災が起こったときに出火に気付きにくく、火が広がりやすい環境です。
さらに倉庫には、さまざまな用途があり、その中には、消防法で指定される危険物のうち、特に火災や爆発の危険性が高いもの(第1類物品、第2類物品、第4類物品)を保管することを目的とした施設も含まれています。
ガソリンや灯油は、引火性液体であり、火災が発生すると、爆発の危険性もあります。火薬や爆発物は、極めて火災や爆発の危険性が高いため、取り扱いには特に注意が必要です。
倉庫で保管する物品の特性に合わせた設備を整えなければ、火災が大規模になる可能性があります。
倉庫火災の原因
倉庫の構造的な特徴から、火災が起きると甚大な被害になる可能性がわかりました。
では、倉庫の火災の原因は、どういったものでしょうか。
主な原因をいくつか以下にご紹介します。
電気設備からの出火
電気設備からの出火は、倉庫火災の原因の約6割を占める最も大きな原因です。
電気設備は、経年劣化や使用状況によって、断線や過熱などの不具合が発生することがあります。
漏電やショート、トラッキングなどの原因となり、火災につながる恐れがあります。
清掃や点検を十分に行い、未然に火災を防ぐことが大切になります。
作業中の出火
倉庫では、溶接や切断作業、塗装作業など、火気の使用を伴う作業が行われることがあります。
これらの作業では、火気の不始末により、可燃物に引火し、火災が発生する可能性があります。
タバコの不始末からの出火
従業員のタバコの不始末、倉庫近くでの焚火などによって、倉庫火災に発展する場合があります。
タバコの火は、非常に高温で可燃物に引火しやすいため、火災の原因になります。
また、タバコの吸い殻は、灰皿に捨てても、完全に消えていなかったり、灰皿から落ちたりして、可燃物に引火することがあります。
倉庫内では、喫煙を禁止するか、喫煙場所を指定しましょう。
また、喫煙場所は、可燃物から離れた場所に設置し、灰皿を設置するとともに、火を消すための水を用意しておきましょう。
自然発火
穀物や木材などの自然物は、酸化や空気中の水分との反応、生物発酵などの化学反応によって、発熱することがあり、発熱が蓄積されると、発火に至ることがあります。また、化学物質は、温度や湿度、光などの条件によっては、自然発火することがあります。
したがって、倉庫内の温度・湿度管理や適切な換気などが必要です。
倉庫火災の防止対策
倉庫の火災を未然に防ぐために、どのような対策が必要でしょうか。
1. 電気設備による火災の防止対策
電気設備の定期的な点検・整備
電気設備は、経年劣化や使用状況によって、断線や過熱などの不具合が発生することがあります。
そのため、電気設備は、定期的に点検や整備を行い、不具合を早期に発見・修理しましょう。
点検や整備は、電気工事士などの有資格者に依頼しましょう。
電気設備の防火対策
万が一の事故に備えるためにも、漏電遮断器などの機器を設置しましょう。
漏電遮断器は、絶縁の劣化や断線などの原因で発生する漏電を感知し、電気を遮断する装置です。
過電流保護装置は、電流の過負荷や短絡を感知し、電気を遮断する装置です。
漏電遮断器や過電流保護装置は、電気設備の故障による火災を未然に防ぐだけでなく、火災が発生した場合でも、被害の拡大を防止する効果が期待できます。
2. 自然発火による火災の防止対策
自然発火の危険性のある物品は、換気や温度、湿度の管理を徹底して、自然発火のリスクを低減しましょう。
また、倉庫の構造や設備を防火対策に配慮して設計・施工することも重要です。倉庫内は、耐火性の高い塗料や建材を選ぶことも大切です。
例えば、自然発火の危険性のある物品は、可燃物から離れた場所に保管したり、防火シャッターや防火扉を設置したりすることで、火災の拡大を防止することができます。
3. 火元管理
火気の使用を伴う作業を行う場合は、厳重な管理を行いましょう。
また、作業場所は、可燃物から離れた場所に設置し、火気使用場所には、消火器や消火栓を設置しましょう。
火元管理は、日常的な作業の中で行いましょう。
例えば、倉庫内の点検や清掃を行う際に、火元となる危険性をないか確認するなど、日頃から火元管理の意識を高めることで、倉庫火災の防止につながります。
4. 消防設備の設置
適切な消防設備を設置することによって延焼を抑えることができ、火災による被害を最小限に抑えることができます。
- 火災警報機
- 消火器
- スプリンクラー設備
- 排煙設備
- 耐火建材や塗料
また、倉庫内に火災が発生した場合に備えて、従業員への避難訓練や消火訓練を行うことも重要です。
従業員が適切な避難行動や消火行動をとれるようにすることで、被害を最小限に抑えることができます。
耐火建材や耐火塗料で設備を改修することもオススメです。
今回は「倉庫火災を未然に防ぐ!防火対策や設備投資とは?」についてご紹介しました。
倉庫のような大規模施設では、火災の被害を防ぐために、法律により、火災の拡大を抑える構造や設備が求められています。
そのため、法で定められた防火対策を徹底するとともに、日頃から点検・整備を行い、倉庫周辺の環境にも配慮することが大切です。
イマガワペイントでは、
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