広島県福山市の 倉庫・⼯場・プラントの外壁塗装、屋根塗装、塗床、⾬漏り修理は
工場塗装のイマガワペイントにお任せください。
塗装専門店としての経験と知識を活かし、工場塗装のイマガワペイントが、
今回は「倉庫や工場における スレート屋根の補修改善 リリーフ工法とは？」についてご紹介します。
リリーフ工法とは？
工場や倉庫などの建物によく使用されているスレート屋根の補修や改善を行うための工法のひとつです。
スレート屋根は一般的に耐久性がありますが、時間とともに劣化や損傷が生じることがあります。
この工法は、そのような問題に対処するために開発されました。
リリーフ工法とは、既存のスレート屋根の新しい鋼板を被せて屋根を改修します。
工場や倉庫などの劣化した建屋を剥がさずに、新しい鋼板を被せることで、屋根の劣化を抑え、美観性を向上させることができます。
リリーフ工法とカバー工法の違い
リリーフ工法とカバー工法は、どちらも既存の屋根の上に新しい屋根材を被せて施工する工法です。
しかし、両者には以下の2つの大きな違いがあります。
1. 施工方法の違い
リリーフ工法は、既存の屋根材の上面に防水シートを張り、その上に新しい屋根材を固定する工法です。
一方、カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに、その上に新しい屋根材を固定する工法です。
2. 施工後の屋根の厚さの違い
リリーフ工法では、既存の屋根材の上面に新しい屋根材を被せるため、屋根の厚みが約2倍になります。
一方、カバー工法では、既存の屋根材の上面に新しい屋根材を固定するため、屋根の厚みがあまり変わりません。
リリーフ工法のメリット
では、リリーフ工法のメリットとはどのようなものでしょうか？リリーフ工法の主な３つのメリットをご紹介いたします。
1. 工期が短く、工費を抑えられる
リリーフ工法は、既存のスレート屋根の上に新しい鋼板を被せて施工するため、既存のスレート屋根を撤去する必要がありません。
そのため、屋根材の剥がし、瓦礫の運搬、廃棄などの作業がなくなり、工期が短くなります。
また、屋根材の撤去・廃棄にかかる費用も削減できるため、工費を抑えることができます。
なぜなら、スレート屋根の撤去・廃棄にかかる費用は、屋根の面積やスレート屋根の種類によって異なりますが、一般的なスレート屋根の場合、1㎡あたり数千円から数万円程度かかると言われています。
このように、撤去や廃棄がない分、工期を短くすることができ、工費を抑えることができます。
2. 工場稼働を止めることなく、施工を行うことができる
リリーフ工法は、既存のスレート屋根の上に新しい鋼板を被せて施工するため、工場や倉庫の稼働を止めることなく施工を行うことができます。
工場や倉庫の稼働を止めてしまうと、生産や物流に影響が出てしまいます。
そのため、工場にとっては大きな損失となります。
リリーフ工法では、工場稼働を止めることなく、施工を行うことができるため、生産や物流に影響が出ません。
これは、工場や倉庫にとっては大きなメリットとなります。
3. 新しい鋼板は、耐久性・防水性に優れているため、雨漏り対策に効果的
新しい鋼板は、スレート屋根に比べて耐久性・防水性に優れています。
そのため、雨漏り対策に効果的です。
また、鋼板は軽量であるため、屋根の重量増加による耐震性への影響も抑えることができます。
耐久性
鋼板は、スレート屋根に比べて耐久性に優れています。
スレート屋根は、経年劣化により、ひび割れや剥がれが発生し、雨漏りの原因となります。
一方、鋼板は、ステンレス鋼やガルバリウム鋼板など、耐久性の高い素材で作られています。
そのため、長期間にわたって使用でき、雨漏り対策に効果的です。
防水性
鋼板は、スレート屋根に比べて防水性に優れています。
スレート屋根は、雨水の浸入を防ぐために、防水シートを施工する必要があります。
しかし、防水シートは、経年劣化により、破れや剥がれが発生し、雨漏りの原因となります。
一方、鋼板は、表面に防水塗装が施されているため、雨水の浸入を防ぐことができます。そのため、雨漏り対策に効果的です。
リリーフ工法の施工イメージ
リリーフ工法の具体的な施工手順をご紹介します。
1. 点検と診断
まず初めに、屋根の点検が行われます。既存のスレート屋根の状態を把握するため、劣化や損傷の程度を評価し、どの部分が補修や改善が必要かを確認します。
2. 補修材の使用
既存のスレート屋根にひび割れや剥がれなどの損傷がある場合、雨水が浸入しやすくなるため、損傷を修復してから施工を行う必要があります。
亀裂や穴が開いた部分には、補修材が使用されます。これにより、雨漏りの防止や劣化の進行を抑制することが可能です。
3. 防水シートを施工
防水シートは、雨水の浸入を防ぐために重要な役割を果たします。そのため、防水シートをしっかりと施工することが重要です。
防水シートは様々な素材や厚みで提供されており、屋根の条件や要件に応じて選択されます。
防水シートを屋根に貼り付ける前に、下地に適した接着剤が塗布されます。この接着剤によって防水シートがしっかりと固定され、効果的な防水効果が得られます。
4. 鋼板を固定する
防水シートの上に、新しい鋼板を固定します。
鋼板は、既存のスレート屋根の上に被せるため、工場内への出入りや、機械の運搬など、工場稼働に支障をきたすことはありません。
5. 鋼板の継ぎ目をシールする
鋼板の継ぎ目は、雨水の浸入の原因となるため、しっかりとシールすることが重要です。
一般的には、耐候性や耐久性が求められるため、シリコン、ポリウレタン、またはアクリル系のシーリング材が選ばれることがあります。
このように、リリーフ工法は、既存のスレート屋根を撤去する必要がないため、工期が短く、工費を抑えることができます。また、工場稼働を止めることなく、施工を行うことができるため、工場にとっては大きなメリットがあります。
また、リリーフ工法は工場スレート屋根の補修・改善に適した工法であり、
雨漏り対策や、工場屋根の美観・耐久性を向上させたい場合に、検討してみてはいかがでしょうか。
工場スレート屋根の補修・改善工法は、専門的な知識や技術が必要な作業であり、資格を持った専門業者に依頼することが一般的です。
イマガワペイントでは、
相談や点検、修理まで承っております。
「そろそろ屋根が老朽化してきたかも」と思ったら、
まずはお気軽にご連絡ください。
