施工前
水はけが悪く、だいぶ汚れが溜まっていました。
施工後
ウレタン防水、密着工法で継ぎ目の無い綺麗な仕上がりになりました!
工事内容 | 防水工事 |
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広島県福山市にて、防水工事を行いました!
【施工前の状態】
今回施工させていただく場所は屋上です。
屋上や陸屋根、ベランダなどには基本的に防水工事が施してあります。
塗装工事とは異なります。
塗装工事は様々なカラーバリエーションで、耐候性や低汚染性などの機能を持つ塗料で塗装します。
塗料にも防水性は含まれますが、防水工事に使用する材料ほどの高い防水性は持っていません。
反対に、防水に使用する材料はそれほどカラーバリエーションは無く、機能は防水性に焦点を当てたものです。
防水工事には大きく分けて4つの種類があります。
ウレタン防水、FRP防水、シート防水、アスファルト防水です。
それぞれ、施工する場所(屋上など)によって、向き不向きがあります。
今回はウレタン防水を提案させていただきました。
ウレタン防水は液体状のウレタン樹脂を複数回に分けて重ね塗りし、防水層を形成する工法です。
「屋上防水の種類とそれぞれの違い」については、こちらのページです。
ウレタン防水は更に3つに分けられています。
密着工法、通気緩衝工法、絶縁工法です。
施工する場所や状態によって適した工法を選択しなければ、亀裂が入ったり防水層が膨れ上がるなどのトラブルが起こる恐れがあります。
今回は、密着工法で施工させていただく事となりました。
下地の形状にウレタン樹脂が良くなじみ、密着性に優れる工法です。
その為、既存の防水層の上から重ね塗りをする事ができます。
防水層が軽量なので建物に負担をかけず、継ぎ目が無いので仕上がりが綺麗になります。
また、液体状のウレタン樹脂を使うので、複雑な形状の場所でも施工が可能です。
【施工内容】
まずは業務用の高圧洗浄機を使い、下地に付着している汚れやホコリなどをしっかりと取り除きました。
綺麗にしておかなければ、下地と防水層との間に邪魔が入り、すぐに剥がれてしまうからです。
剥がれにくく、長持ちさせる為に必要な工程です。
次に劣化部分の補修です。
ひび割れ補修や目地などのシーリング工事を行い、下地を健康な状態にしました。
下地処理を終えたら専用のプライマーを塗布します。
プライマーは下塗り材の事で、下地と防水材の接着力を高める接着剤のような役割があります。
これもまた、防水層を長持ちさせる為には欠かせません。
そしてウレタン防水材をローラーを使って塗ります。
適当に塗るのではなく、所定の厚みになるように塗っていきました。
2回に分けて重ね塗りし、所定の厚みになった事を確認してから最後の工程に入ります。
最後は防水層の表面を保護するトップコートの塗布です。
トップコートは防水層を紫外線などから守ります。
防水層のメンテナンスの目安は約10年に1度、トップコートの塗り替えの目安は約5年に1度です。
見違えるほど綺麗になりましたね。
この度はご依頼いただき、ありがとうございました!
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